4月1日に公開した岸井ゆきの主演映画『やがて海へと届く』の公開記念舞台挨拶が4月2日都内劇場にて行われ、主演の岸井ゆきのをはじめ、浜辺美波、杉野遥亮、中崎敏、メガホンをとった中川監督が登壇し、イタリアで開催の第24回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門への出品が発表され喜びを語った。

彩瀬まるによる同名小説「やがて海へと届く」(講談社文庫)が映画化。
突然親友がいなくなって5年。忘れたくない思い出と、知らなかった彼女の秘密。 親友を探す旅の終わりに待ち受けるものとは...ラスト、切なさに涙溢れる感動ストーリー。

主演を務めるのは、岸井ゆきの。自分にないものを持つ親友への密かな憧れ、そんな彼女が突然いなくなり受け入れられずにいる主人公・真奈を演じる。
親友のすみれを演じるのは、浜辺美波。さらに、すみれの恋人・遠野役の杉野遥亮をはじめ、中崎敏、鶴田真由、中嶋朋子、新谷ゆづみ、光石研といった俳優陣が集結した。
メガホンをとったのは、モスクワ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞、ロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞するなど国内外で注目される中川龍太郎監督。

4月1日に公開を迎えた『やがて海へと届く」の公開記念舞台挨拶に登壇したのは、主演の岸井ゆきの、共演の浜辺美波、杉野遥亮、中崎敏、メガホンをとった中川龍太郎監督の総勢5名。
公開の喜びを語り、また、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門への出品が決定したことも発表された。

舞台挨拶の模様

画像: 映画『やがて海へと届く』公開記念舞台挨拶 youtu.be

映画『やがて海へと届く』公開記念舞台挨拶

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親友とは?

岸井ゆきの「(満席の客席に喜色満面で)キャストのみなさんのおかげでこんなに沢山のお客さんが集まってくれてうれしいです。2時間の映画でこんなに長い期間の役柄を一人で演じることは今までなかったので、撮影は素敵な時間になりました。私たちは親友だよね?とは確認はしていないけれど、1人います。いくら話しても知らないところがあるのが新鮮です。何年も前からの知り合いだけれど、話しても話しても知らないことがあって、それがずっと一緒にいられる理由なのかもしれないですね」

画像1: 親友とは?

浜辺美波「私は大好きだし、何があっても助けたいと思う人。それが相思相愛でなくてもいいと思っています。“親友の定義”は何でしょう。わかりやすく言うと...臓器をあげられるとか」

画像2: 親友とは?

杉野遥亮「え?全然わかりやすくないよ!」

岸井ゆきの「困っている人がいたらあげちゃいませんか?」

杉野遥亮「え?」

主演の岸井ゆきのとの共演

中崎敏「岸井さんは芯がありながらも、どこかひょうひょうと撮影を楽しみ、グミを持参してスタッフさんに渡したりしていていました」

画像: 主演の岸井ゆきのとの共演

岸井ゆきの「グミが流行っていました!」

中崎敏「岸井さんの差し入れのグミを選ぶのが撮影の楽しみの一つでした」

浜辺美波「岸井さんが誇らしげに『グミを買ってきたんだよねえ!』と言う姿を可愛らしいと思って見ていました」

新年度の4月ににちなみ、「これから新生活を始める人たちへのメッセージやエール」

中川監督「勇気を持って一言話しかけてみることだと思います」

中崎敏「相手に対して大切に接するということかなと」

杉野遥亮「相手に思いやりを持つことです」

画像: 新年度の4月ににちなみ、「これから新生活を始める人たちへのメッセージやエール」

浜辺美波「マスクをしての初対面が多いけれど、笑顔は大切。私自身、マスクをしてから口角を上げない癖ができてしまった気がしているので、マスクのずれを気にしないくらい口角を上げるようにしています」

岸井ゆきの「肩に力が入っていると上手く動けないので、真面目に肩の力を抜いて緊張している自分を受け入れ、リラックスしようと心掛けると心がフワッとなる。初対面で緊張していても『おはよう!』と声をかければ何かが始まるはずです」

第24回ウディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門へ出品されることが決定

中川監督「日本のローカルな世界を描いた物語が別の国・別の文化の人にどう見てもらえるのか?それはこの映画にとって重要な事なので、その時の反応をキャスト陣と一緒に共有できたらいいですね」

岸井ゆきの「この映画は物語も人との関わり方も日本らしい繊細な成り立ちになっているので、イタリアでそれがどのように感じてもらえるのか興味深いです」

最後にメッセージ

岸井ゆきの「この映画を観たことで、心に何かが残ってくれたらいいし、観たことを人に伝えることで新たなコミュニケーションが生まれるのは嬉しいこと。その時間を大切にしてもらい、楽しく生きてもらえたら。思いやりを持ち、目の前のことに優しい心持になってもらえたらうれしいです」

『やがて海へと届く』は、4月1日(金)より TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

STORY

親友がいなくなって5年。忘れたくない思い出と、知らなかった親友の秘密―
私は、本当の彼女を探す旅に出る。

引っ込み思案で自分をうまく出せない真奈は、自由奔放でミステリアスなすみれと出会い親友になる。しかし、すみれは一人旅に出たまま突然いなくなってしまう。あれから5年―真奈はすみれの不在をいまだ受け入れられず、彼女を亡き者として扱う周囲に反発を感じていた。ある日、真奈はすみれのかつての恋人・遠野から彼女が大切にしていたビデオカメラを受け取る。そこには、真奈とすみれが過ごした時間と、知らなかった彼女の秘密が残されていた…。真奈はもう一度すみれと向き合うために、彼女が最後に旅した地へと向かう。

画像: 映画『やがて海へと届く』本予告映像(4月1日公開) youtu.be

映画『やがて海へと届く』本予告映像(4月1日公開)

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映画『やがて海へと届く』

4月1日(金)より TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

岸井ゆきの 浜辺美波
杉野遥亮 中崎敏
鶴田真由 中嶋朋子 新谷ゆづみ / 光石研

監督・脚本:中川龍太郎
原作:彩瀬まる「やがて海へと届く」(講談社文庫)
脚本:梅原英司
音楽:小瀬村晶
アニメーション挿入曲/エンディング曲:加藤久貴
エグゼクティブ・プロデューサー:和田丈嗣 小林智
プロデューサー:小川真司 伊藤整
製作:「やがて海へと届く」製作委員会
製作幹事:ひかり TV WIT STUDIO
制作プロダクション:Tokyo New Cinema
配給:ビターズ・エンド

©2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会

2022年/日本/カラー/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/126 分

『やがて海へと届く』公式サイト :https://bitters.co.jp/yagate/

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