第75回 カンヌ国際映画祭監督賞をパク・チャヌク監督最新作の『DECISION TO LEAVE』(英題)が獲得した。

カンヌ映画祭コンペティション部門へ、4度目の出品となったパク・チャヌク監督最新作の『DECISION TO LEAVE』(英題)が、第75回 カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した。
物語は、ある殺人事件を追う刑事と、被害者の妻で第一容疑者でもある若く美しい女性が対峙しながらも惹かれあっていくサスペンス。

現地時間5月23日に行われた公式上映には、観客たちから10分以上にわたるスタンディングオベーションが贈られた。上映会には、パク・チャヌク監督のほか、刑事を演じたパク・ヘイル、彼が一目ぼれをしてしまう人妻を演じたタン・ウェイも登場し、3人が歓喜の笑顔で応えた。
上映後、現地メディアによる絶賛評が相次ぎ、「パク・チャヌク監督の最高傑作!」との呼び声も高く、作品の美しい世界観と、「ロマンチックとノワールサスペンスの見事な融合!」と監督の手腕を称える声で溢れた。

そして、5月29日(現地時間)に行われた授賞式で、自身初となる監督賞を受賞。配給会社の CJ ENMによると、すでに192の国・地域での配給が決定しており、受賞を受けてさらに加速する見込みとなっている。日本での公開は2023年の予定。

パク・チャヌク監督 カンヌ映画祭 受賞歴

第57回 審査員特別グランプリ 『オールド・ボーイ』
第62回 審査員賞 『渇き』
第69回 コンペティション部門正式出品 『お嬢さん』
第75回 コンペティション部門正式出品 監督賞『DECISION TO LEAVE(英題)』
本作で、4回目のコンペティション部門への招待となり、韓国監督の中でホン・サンス監督と並び最多記録となる

STORY

物語は山でアクシデントがあり、一人の年配の男が山の上から落ちて亡くなるところから始まる。現場に行ったヘジュン刑事(パク・ヘイル)は事故ではなく殺人ではないかと考えていた。へジュン刑事は捜査の一環で、死んだ男の妻ソレ(タン・ウェイ)と会うことになる。ソレは韓国に住む中国人で、死んだ男よりかなり若く美しい。高齢者向けの特別な病院で働いており、親切で、美しいがミステリアスな女性だった。へジュン刑事はソレに一目惚れをしてしまう。
へジュン刑事は男を殺したのはソレではないかと疑いを持つが、ソレには当日のアリバイがあった。そこで、へジュン刑事は捜査をしつつ、ソレを尾行したりと、ソレのことを監視し始める。事件の捜査の関係で何度か会うこともあり、ソレもヘジュン刑事が自分を見張っていること、そして自分に感情があることに気づきだす。そしてソレもヘジュン刑事に感情があることに気づく。へジュン刑事には仕事の関係で別の町に住んでいる関係良好な妻がおり、そして・・・

映画『DECISION TO LEAVE(英題)』

2023年公開

監督:パク・チャヌク(『オールド・ボーイ』『渇き』『お嬢さん』)
脚本:パク・チャヌク、チョン・ソギョン(『お嬢さん』『毒戦-BELIEVER-』)
キャスト:パク・ヘイル(『グエムル-漢江の怪物-』『殺人の追憶』『神弓』) 、タン・ウェイ(『ラスト、コ―ション』『モンスターハント』)、イ・ジョンヒョン(『新感染半島 ファイナル・ステージ』)、コ・ギョンピョ(『コインロッカーの女』)、パク・ヨンウ(「プリースト~君のために~」)

This article is a sponsored article by
''.