LDHが仕掛ける、Jr.EXILE世代のアーティストを主役とした次世代総合エンタテインメントプロジェクト『BATTLE OF TOKYO』。2019年7月に開催した始動ライブ『BATTLE OF TOKYO ~ENTER THE Jr.EXILE~』以来、3年ぶりとなる本プロジェクトのスペシャルライブ『BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~』が、7月21日・さいたまスーパーアリーナにて開幕した。7月24日まで四夜連続で行われた公演には、Jr.EXILEと呼ばれるGENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ、今回新たに仲間入りを果たしたPSYCHIC FEVERのメンバー総勢45名が参戦。
日替わりのスペシャルバトルコーナーも行われ、『BATTLE OF TOKYO』の舞台“超東京”をイメージしたステージに無数の世界が交差する、新感覚のエンタテインメントショーとなった。
『BATTLE OF TOKYO』の物語の舞台となる「超東京」ーーそれは、世界的な大嵐“IUS”に見舞われながらも、最先端の複製技術=通称「コピー」で奇跡的な復興を遂げた、別次元の未来都市。偽物だらけのこの世界では、神出鬼没の怪盗団 MAD JESTERS(≠GENERATIONS)、最強無比の用心棒組織 ROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)、変幻自在のイリュージョン集団 Astro9(≠FANTASTICS)、風況無頼のハッカーチーム JIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)という4チームが、コピーできないオリジナルの品“ファイナル・ファクト”に隠された謎を解くため“スキル(異能力)”を用いたバトルを繰り広げており、4days初日には第5の戦力として、闇の武器商人 DUNG BEAT POSSE(≠PSYCHIC FEVER)の存在も明かされた。
またオープニングでは、実際のメンバー・キャラクターイラスト・声優によるキャラクターボイスで構成された演出も実現し、MAD JESTERSのPARTE(≠関口メンディー/CV.木村昴)・ZERO(≠白濱亜嵐/CV.梶裕貴)・SherRock(≠片寄涼太/CV.内田雄馬)、ROWDY SHOGUNのBAILEY(≠RIKU/CV.岡本信彦)・LUCAS(≠吉野北人/CV.堀江瞬)・LUPUS(≠川村壱馬/CV.石川界人)、Astro9のTEKU(≠世界 /CV.武内駿輔)・ITARU(佐藤大樹/CV.小野賢章)、JIGGY BOYSのFuture(≠深堀未来/CV.木村良平)・Skeet(≠砂田将宏/CV.細谷佳正)が先陣を切って登場。豪華声優陣のキャラクターボイスもさることながら、キャラクターを投影したメンバーの絶妙な表情と仕草が、この3年、彼らが重ねてきた俳優としてのキャリアを物語る。ステージを占拠した治安維持組織“ブルーシールド”から超東京を奪い返すべく現れたメンバーを追って、外周ステージの四隅には各チームが集結。彼らが“ブルーシールド”を威圧するように場内を練り歩く様は、まさに“ヒーロー登場”といった雰囲気だ。
アリーナ席を取り囲むように設置された外周ステージと、アリーナ中央に設置されたメインステージが、観客を“超東京”に誘う中、1曲目を飾ったのはGENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZによる「24WORLD」だった。小説のプロローグをなぞるように、MAD JESTERS(≠GENERATIONS)はスタイリッシュな「LIBERATION」で華麗に観客の心を奪い、肉体派のROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)は「CALL OF JUSTICE」を勇ましく叫び、Astro9(≠FANTASTICS)は「PERFECT MAGIC」で場内に笑顔を咲かせていく。Libra(≠奥田力也)の強気な煽りがリードしたJIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)は、7色の歌声と存在感が光る「VIVA LA EVOLUCION」を披露。MAD JESTERS(≠GENERATIONS)・ROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)による初披露曲『Alternate Dimension』の後、満を持して登場したDUNG BEAT POSSE(≠PSYCHIC FEVER)も、「RICH&BAD」と「PSYCHIC FEVER!!」で堂々としたパフォーマンスを見せつけ、場内を自分たちのカラーに染め上げた。
ライブ前半には、『BATTLE OF TOKYO』に描かれる伝説のバトルステージ“バビロニウム”も召喚され、FANTASTICSの「Summer Bike」やGENERATIONSの「チカラノカギリ」といった最新のオリジナル曲も挟みつつ、4チームが総当たりで白熱したバトルを繰り広げた。最初のゴングを鳴らしたのは、Astro9(≠FANTASTICS) vs JIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)の「SHOCK THE WORLD」。間奏のダンスパートでは、KANE(≠木村慧人)&TEKU(≠世界)ペアによる重力を操ったような空中キックが目を引いたAstro9に、JIGGY BOYSがダイナミックなアクロバットの複合技で応戦するシーンも。ROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE) vs JIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)のバトルでは、外周ステージで「Dead or Alive」を歌い始めたROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)を、JIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)がセンターステージから余裕たっぷりの表情で挑発する。その直後にオリジナル最新曲「ラストダンスに BYE BYE」を切なく歌い上げるギャップが、ここが多次元の世界線が交差する場所なのだと、改めて印象づけた。お互いの信念を胸に激突し、時に共闘してきた4チームの関係性やストーリーを体現するように、バトルの組み合わせによって表情やフォーメーションを変えていくメンバーたち。MAD JESTERS(≠GENERATIONS) vs ROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)による「SHOOT IT OUT」では、地面に拳を打ちつけるようなMARINE(≠武知海青)のアクションに合わせ、ROSSO (≠中務裕太)&Chatter(≠小森隼)がバク宙を決めるなど、激しい戦闘シーンを肉体で表現。それでも曲が終盤に差しかかる頃には、肩を並べながら共に熱狂を生み出していく2組の姿があり、その貫くような鋭い視線はJr.EXILEの未来をしっかりと見据えていた。
その後も、渡邉廉のビートボックスで助走をつけたPSYCHIC FEVERが「Tokyo Spiral」で観客を巻き込んでいく場面や、日増しに熱量を増していった“PERFOMER BATTLE”など、見どころ満載で片時も目が離せない。4ラウンド用意されていた“PERFOMER BATTLE”には、5チームからそれぞれ、「①浦川翔平、岩谷翔吾、佐藤大樹、奥田力也、陣、与那嶺瑠唯、LIKIYA、鈴木昂秀、堀夏喜、深堀未来、小森隼」「②白濱亜嵐、神谷健太、澤本夏輝、渡邉廉、中西椋雅、JIMMY、木村慧人、海沼流星、砂田将宏、加納嘉将、藤原樹」「③佐野玲於、長谷川慎、武知海青、関口メンディー、龍、日髙竜太、瀬口黎弥、後藤拓磨、WEESA、剣、半田龍臣」「④小波津志、松井利樹、山本彰吾、世界、中務裕太」が参戦。各々の持ち味を活かしたダンスバトル対決だけでなく、煽るように腹筋を見せつける藤原樹や、意気揚々と上裸で登場した佐野玲於&関口メンディーコンビ、そんな2人に煽られて服を脱ぎ捨てた日髙竜太、瀬口黎弥……と、自慢の肉体対決に客席が沸く。各グループのエースを選出したと思われる④チーム目のステージも圧巻で、熱いバトルの末に肩を組みながら笑顔を輝かせるパフォーマーたちにつられて、思わず笑顔になった人も多かったのではないだろうか。
中盤に設けられたスペシャルバトルコーナーは、バビロニウムからマルチバースの扉が開かれた別次元の世界に行ってしまうという設定で、毎日違った企画が繰り広げられた。
最終日、4日目の『BATTLE OF SUMMER』は、夏曲メドレーからスタート。甚兵衛を身に纏ったBALLISTIK BOYZが、潮風を感じる「WAVIN’」を歌いながらゆったりと外周ステージを回ると、さいたまスーパーアリーナは一気に夏ムードに包まれた。続くFANATASTICSは「Flying Fish」を軽やかに歌いながら、太陽のようなビッグスマイルの瀬口黎弥を中心に、カメラに向かって思い思いにアピール。センターステージに登場したTHE RAMPAGEは「WELCOM 2 PARADISE」で無邪気に笑い合う。甚兵衛姿の16人が踊る様はまるで盆踊りのようで、鈴木昂秀のダンスをみんなで真似したり、RIKUが岩谷翔吾にマイクを向けて歌わせたりと実に賑やかだ。Jr.EXILEの長男としてどっしりと構えた印象のGENERATIONSは、甚兵衛姿が妙にいかつい数原龍友が「僕だけ、みんなとなんか違くない? 恐くない!?」とおどける場面もありながら、笑いを流し去るほどの爽やかな美声で「Brand New Story」を熱唱。大輪の花火をバックに、ボーカル2人がしっとりと歌い上げた『secret base ~君がくれたもの~』(ZONEのカバー)。
「『BATTLE OF SUMMER』、盛り上がってますかー!?」という陣のハイテンションな呼びかけから始まった、謎多きバトルステージの後半戦は、ファッション対決ならぬ、夏服の着こなしセンスをチェックするファッションショーが開催された。第1弾の『夏祭りは、これで決める! 浴衣対決!!』には、片寄涼太&吉野北人、木村慧人&瀬口黎弥、川村壱馬&長谷川慎、海沼流星&深堀未来&松井利樹が参戦。最初に現れた“王子コンビ”の片寄涼太がふいに吉野北人のほっぺにキスをすると、会場に激震が走る。木村慧人と、グッズの“超天晴黎弥扇子(ちょうあっぱれいやせんす)”を持参した瀬口黎弥は、シックな色味の浴衣姿に反して、ギャルピースで陽気に登場。陣曰く、THE RAMPAGE随一の人気コンビだという“かずまこ”はキメ顔で寄り添い、「いやぁ、夏ですね。みなさん、楽しんでますか? 俺もすっごく楽しいです」(川村壱馬)とにっこり。海沼流星&深堀未来&松井利樹も三者三様の浴衣でランウェイを歩き、3万人もの熱い視線を全身に浴びた。
続いて、第2弾の『夏のビーチは、これで決める! 水着対決!!』はまたしても想定外の展開に。このブロックでは白濱亜嵐、八木勇征、武知海青、日髙竜太という“脱ぎたがりたち”のカッコいい水着姿が見られる予定だったが、トップバッターの白濱亜嵐は、露出皆無のあまちゃんファッション(伊勢エビ持参)でステージに登場。武知海青は、ジャージの背中に「ROWDY水泳部 全国制覇」と殴り書きした競泳選手スタイルで、北島康介ばりの「ちょー気持ちいい……」「何も言えねぇ」を披露。日髙竜太はサーフボードを片手に現れ、大喜利のような仕上がりに。そのため、唯一企画意図通りの格好で現れた“マッスルプリンス”八木勇征が、パーカーの下に忍ばせた肉体美を解放すると、待ってました! とばかりの拍手が湧き起こる。ファッションショーという性質上、明確な勝敗はつけないはずだったが、「テーマは大樹くんの好きな色のサーフパンツです」とコメントする八木勇征の手を上げながら、佐藤大樹が「完璧でしょ、ウチの勇征!」「優勝だよ!」とドヤ顔で叫んだ。
第3弾の『真夏のデートは、これで決める! 夏服対決!!』も、“大阪のおばはん”になりきった中務裕太と阪神ファンコーデの奥田力也の“大阪被り”など、笑いに走るメンバーが続出した。同じ地元愛でも、岡山産デニムのセットアップを着こなした山本彰吾とは方向性がかなり違い、その振り幅に驚かされる。神谷健太は“TikTokにたまに出てくるヤリラフィー”になりきり、アロハシャツにサングラスを身につけた砂田将宏はまさに夏男といった風貌。一見オールブラックのペアコーデでオシャレに見せていたFANTASTICSの中島颯太と澤本夏輝(澤本はヨウジヤマモト社のGroundYと『BATTLE OF TOKYO』のコラボシャツを着用)だが、中島が実は真冬の服装というボケを投入しており、カメラを手に「(デートで撮った写真を)10年後も一緒に見ような」と客席に語りかける。さらに、小森隼が「玲於がいないんだよ。玲於!?」と呼びかけると、那須川天心が『THE MATCH 2022』で着用していた衣装に身を包んだ佐野玲於が、格闘家さながらのポーズでセンターステージに入場。終始笑いの絶えないファッションショーだったが、佐野の後を追うようにゲストとして現れた那須川本人の「緊張してますけど、なんかあったら全員倒せるので(笑)」という最強の一言が、真の『BATTLE OF TOKYO』の幕開けを告げた瞬間でもあった。
そんな『BATTLE OF SUMMER』を締め括るのは、浦川翔平と与那嶺瑠唯が振付をしたという盆踊り「超東京音頭」。メンバーたちは時折振付を間違え、照れ笑いを浮かべながらも、楽しそうに外周ステージを踊り歩く。コロナ禍でやっと実現した幸せなひとときを噛みしめながら。
さて、ここからは再び本編へ。見た物や人を解析し、他者のスキルさえも自分のものにできるというJIGGY BOYSの「スキャニング」能力を使い、4チームはEXILEをスキャニング。EXILEのデビュー20周年を記念した企画『EXILE TRIBUTE』から、「Touch The Sky」(BALLISTIK BOYZ)、「Each Other’s Way ~旅の途中~」(FANTASTICS)、「No Limit」(THE RAMPAGE)、「SUPER SHINE」(GENERATIONS)を届けていく。2日目のMCでRIKUが話していたように、かつてEXILEに憧れてアーティストになることを夢見ていたJr.EXILEたちが、ラップパートなどのオリジナル要素を加えてブラッシュアップしたEXILEの名曲をパフォーマンスする姿には、なんとも感慨深いものがある。その勇姿に様々な想いが駆けめぐる中、最後は「Summer drops」「SUMMER HYPE」「Fandango」「AGEHA」でヒートアップ。本来の立ち位置がわからなくなるほど自由に盛り上がるメンバーの笑顔と、そんなメンバーの想いに応えるように激しくリズムを刻むフラッグが、3時間半に渡る公演のフィナーレを彩った。
数原龍友の進行のもと、毎日各グループから1人ずつ感想を述べてきた、最後のMCタイム。初日には砂田将宏が「この3年間で成長したBALLISTIK BOYZを見てもらいたいという想いで、パフォーマンスさせていただきました」と語り、2日目にはWEESAが「PSYCHIC FEVERは3年前の『BATTLE OF TOKYO』で発表されたグループなので、こうしてたくさんのお客さんと素敵な先輩方の前でパフォーマンスできて幸せです」と声を弾ませる。『iCON Z』第二章開幕が発表された3日目のMCでは、担当メンバーが挑戦者たちへエールを贈る中、数原の推しメンだという吉野北人が「夢に向かって頑張ってる人たちってカッコいいなって思いました。自分たちも夢に向かって走り続けて、輝き続けていけたらと思います」と宣言した。なお最終日には、初日に「龍はダメでしょ?」とマイクを向けられ、照れながらダメポーズをしていた龍が「ありがとう~~~!」と感謝を叫ぶという、見事な伏線回収も。片寄涼太も「それ、みんな思ってた!」と力強く頷いていたが、そこに沸き起こった温かな拍手が、45名のメンバーと観客の心を今一度強く結びつけた。
ラストは、壮大なプロジェクトのエンディングにふさわしいミディアムバラード「UNTITLED FUTURE」を初披露。順番に歌い繋ぐフレーズに想いを馳せながら、仲間や観客と互いに微笑みを交わしながら、ゆったりと手を振るメンバーたち。バラエティに富んだ内容で4日間にわたり観客を楽しませたBATTLE OF TOKYOは幕を閉じた。
『BATTLE OF TOKYO~TIME 4 Jr.EXILE~』公演情報
■出演
GENERATIONS from EXILE TRIBE
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
FANTASTICS from EXILE TRIBE
BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE
■公演スケジュール
2022年7月21日(木) 開場 16:30 / 開演 18:30
└スペシャルバトルコーナー DAY1「BATTLE OF HiGH&LOW」
2022年7月22日(金) 開場 16:30 / 開演 18:30
└スペシャルバトルコーナー DAY2「BATTLE OF KINGDOM」
2022年7月23日(土) 開場 15:00 / 開演 17:00
└スペシャルバトルコーナー DAY3「BATTLE OF iCON Z」
2022年7月24日(日) 開場 14:00 / 開演 16:00
└スペシャルバトルコーナー DAY4「BATTLE OF SUMMER」
■会場
さいたまスーパーアリーナ
「BATTLE OF TOKYO」×「Ground Y」コラボレーションアイテム
「BATTLE OF TOKYO」とヨウジヤマモト社が展開する「Ground Y」によるコラボレーションアイテムがセレクトショップ「STUDIOUS」にて発売される。
販売方法は、7月21日(木)-7月31(日)の期間限定で「VERTICAL GARAGE SHIBUYA」、「STUDIOUSONLINE STORE」にて予約受付を行い、9月下旬時順次配送。(上限数に達し次第予約受付終了)
また「VERTICAL GARAGE SHIBUYA」ではアイテムを実際に手にとって見ることができる。
■アイテム情報
・〈BATTLE OF TOKYO〉T-シャツ A 24,200円(税込) ※グリーンプリント
・〈BATTLE OF TOKYO〉T-シャツ B 24,200円(税込) ※ホワイトプリント
・〈BATTLE OF TOKYO〉フーディ A 38,500円(税込) ※ホワイトプリント
・〈BATTLE OF TOKYO〉フーディ B 38,500円(税込) ※ブループリント
・〈BATTLE OF TOKYO〉ロングシャツ 81,400円(税込)
・〈BATTLE OF TOKYO〉シャツ 74,800円(税込)
▼詳細&受注予約はこちら
https://studious.co.jp/shop/e/eSTM-BOT/
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