コロナ禍という、これ からどうなっていくのか誰もわからない状況で、役者達はどんな選択をし、未曽有の状況から再生していくのか。河原で稽古する“ある役者達”...。
本作品は、緊急事態宣言が解除された昨年5月末に、撮影期間わずか半日、制作費0円で制作された同名短編映画の長編版。 短編作品は、コロナ禍で演劇の上演中止が相次ぐ中、人通りの少な い河川敷で稽古を続ける壮年の役者達の姿をコミカルに描き、同年6月にYouTubeで1週間限定配信され、中西良太らを中心とした活動は「NHKニュース おはよう日本」にて「役者としての“動きを止めない” ベテラン俳優の心意気」として特集もされた。
そんな短編をもとに新たに脚本が書き下ろされた長編版、映画 『ある役者達の風景』が、映画『BOURBON TALK』で国内外の映画祭を賑わせた「コーエンジ・ブラザーズ」の沖正人がメガホンをとり、公開日が 2022年9月17日(土)に決定した。
「相棒」シリーズの三浦信輔刑事役でも知られる大谷亮介、ナレー ター・声優・バンドと幅広く活躍する草野とおる、大河ドラマや「浅見光彦」などの人気シリーズに多数出演している中西良太の 3人が実名で登場。その他、数々の著名俳優が友情出演。エンタメ業界や演 劇を愛する方必見の、フューチャー・スタンダードが誕生。
今回解禁となったメインビジュアルでは、多摩川の河川敷で水面を見つめるように背を向ける、本作の主人公・大谷(大谷亮介)の姿が。大きなシルエットの中にはお芝居の風景が重なり、真っ直ぐな一本道を歩いてきた“ある役者” の心の中が映し出されてる。
コロナ禍における非常事態宣言で主宰の舞台が中止。仲間が次々と降りていく中、大谷と後輩劇団員の草野(草 野とおる)は撮影が止まってしまった馴染みのベテラン俳優・中西(中西良太)を誘い、新しい舞台の開演を目指すのだが...。
世界的な非常事態の中、芝居は必要ないものなのか?役者であることを続けられるものなのかーー?“ある役者 達”が、数々の苦難の先に見つけた風景を感じさせる仕上がっている。
あらすじ
コロナ「禍」が徐々に現実のものとなり、まだ非常事態宣言が出されていなかったころ。
壮年の舞台俳優の大谷は、役者仲間である良太と草野を伴ってある川原へと稽古に来ていた。「三密」を避けて練習できる場所が他になかったからだ。いつもと違う勝手にとまどう三人の会話はどこか滑稽ではあるが、内心これからへの不安と焦燥が隠し切れない。
大谷が苦悩しつつも生み出した新たな演劇の形「ドクゲキ」。 待ちに待った劇場での公開に合わせるかのように発令された「非常事態宣言」。 『果たして自分たちは役者であることを続けられるのかーー』
映画『ある役者達の風景』
2022年9月17日(土)全国公開
企画・監督:沖正人
原案:中西良太
撮影:三本木久城
制作:株式会社 MINERAL
出演:大谷亮介、草野とおる、中西良太
<以下五十音順> 小野武彦、勝村政信、キムラ緑子、篠井英介、鈴木一功、高畑裕太、半海一晃、深沢敦、不破万作、マギー、モロ師岡、 山田まりや、余貴美子、六角精児、渡辺哲 他
配給:リアリーライクフィルムズ株式会社
2021年/日本/カラー/102分
©2021 映画「ある役者達の風景」製作委員会