倍賞千恵子主演×早川千絵監督のタッグでおくる映画『PLAN 75』が、第47回トロント国際映画祭に出品されることが決定した。

第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門正式出品され、カメラドール特別表彰を授与された映画『PLAN 75』。
来たる9月8~18日に開催される第47回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門に出品され、現地時間の9月13日(火)に行われる公式上映に早川千絵監督が出席することが決定した。
また、6月17日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかで公開され、8月11日(水)までの56日間で興行収入3億円を突破したことも発表された。

脚本・監督は、本作が長編初監督作品ながら、2022年カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門への正式出品、カメラドール特別表彰授与という快挙を成し遂げた早川千絵。主人公・角谷(かくたに)ミチを演じるのは倍賞千恵子。<プラン 75>に携わる側には磯村勇斗、河合優実を配し、他にたかお鷹やステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美らが顔を揃えた。超高齢化社会に対応すべく 75歳以上が自ら生死を選択できる制度<プラン 75>が施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿を描いた衝撃作。

公開2日目には、新宿ピカデリー、シネスイッ 銀座でキャストによる舞台挨拶を実施し、いずれも完売。公開週にはメイン館の新宿ピカデリーの週末動員数で、『トップガン マーヴェリック』の動員を抑え、1位を記録。シネスイッチ銀座では、金曜日の初回からチケットを求めて観客が長蛇の列をなし、土日も満席の回が続いた。客層は30代以降の映画ファンを中心に、女性のグループ、ご夫婦・カップルなど複数での鑑賞が多く、幅広い層に広がっている。SNS上には、「震えるほど感動」、「頭から離れない」、「“生きる”という命題を観る者に突きつける大傑作」など絶賛の声が相次ぎ、 “75歳以上に生死の選択権を与える<プラン 75>の制度”に対して、「PLAN 50や60が有れば早めに選びたい 迷惑かけて生きるのは嫌」、「制度として施行されたなら、使うかもしれない。使うことに対して肯定的で、抵抗はない」という肯定的な意見と、「本当にあったら選択肢ではなく “暗黙の圧力”」「自分は申し込みたいなと思う側だったけど、映画を観てそんな制度は絶対に否定しなきゃいけないと思った」など否定的な意見が割れており、様々な議論が巻き起こっている。

そんな観客の反応を受け、公開後にもテレビでの監督インタビューやヒットの要因に言及する記事など多くのメディアで取り上げられ、注目の高さを感じさせた。なお、公開から2カ月経った現在もロングラン上映を続けている。
早川監督は「映画『PLAN 75』を上映してくださる劇場と、観に来てくださるお客様に感謝しています。トロント映画祭を始め様々な場所でこの映画が多くの人と巡り会えることを嬉しく思います」と喜びのコメントを寄せた。

他にも、20カ国以上で映画祭への出品や劇場公開も決まっており、カンヌ国際映画祭でのスペシャル・メンション授与を皮切りに続く早川千絵監督の怒涛の快進撃に注目だ。

STORY

少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満 75 歳から生死の選択権を与える制度<プラン 75>が国会で可決・施行された。
様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷チ (倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン 75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン 75>の申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく。また、フィリピンから単身来日した介護職のマリア(ステファニー・アリアン)は幼い娘の手術費用を稼ぐため、より高給の<プラン 75>関連施設に転職。利用者の遺品処理など、複雑な思いを抱えて作業に勤しむ日々を送る。
果たして、<プラン 75>に翻弄される人々が行き着く先で見出した答えとは―――。

映画『PLAN 75』

大ヒット公開中

倍賞千恵子
磯村勇斗 たかお鷹 河合優実 ステファニー・アリアン 大方斐紗子 串田和美

脚本・監督:早川千絵
脚本協力:JasonミGray
エグゼクティブ・プロデューサー:小西啓介 水野詠子 國實瑞惠 石垣裕之 Frédéric Corvez Wilfredo C. Manalang
プロデューサー:水野詠子 Jason Gray Frédéric Corvez Maéva Savinien
企画・制作:ローデッド・フィルムズ
製作:ハピネットファントム・スタジオ ローデッド・フィルムズ 鈍牛俱楽部 WOWOW Urban Factory Fusee
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
©2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee
公式サイト:https://happinet-phantom.com/plan75/
Twitter:@PLAN75movie #PLAN75

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