「名探偵コナン」の公式スピンオフ作品「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」で主人公の犯沢さん役を演じた蒼井翔太のインタビューが到着した。

全世界累計発行部数2億5,000万部超の、記念すべき100巻も昨年発売された「名探偵コナン」。100巻プロジェクトが始動し、公式スピンオフ作品「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」と「名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)」のアニメ化が発表され、今年春には「名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)」が放送された。
「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」は、原案・青山剛昌、かんばまゆこによる「名探偵コナン」でおなじみの黒タイツのようなビジュアルの “犯人”を主人公に描くスピンオフ作品。
2017年より「少年サンデー S」にて連載中、コミックス累計発行部数は230万部を突破。世界トップレベルの事件が発生する犯罪都市・米花町に降り立った漆黒の人物“犯人の犯沢さん(仮名)”の日常・クリミナル・ギャグが描かれる。(※累計発行部数はいずれも電子版含む)

10月3日(月)よりTOKYO MX、読売テレビ、10月4日(火)よりBS 日テレで放送スタート。またNetflixにて10月4日(火)より国内配信開始となる。

いよいよ今回、放送&配信を前に「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」の犯沢さん役・蒼井翔太のインタビューが届いた。

犯沢さん役・蒼井翔太インタビュー

画像1: 犯沢さん役・蒼井翔太インタビュー

――原作にはどのようなイメージを持っていましたか?

表紙を見た時から「テンポが速い作品だろうな」と想像し、いい意味で「ヤバい作品になる」と思いました(笑)。ストーリーに関しては犯沢さんの真の目的である「ターゲットを××すること」以外は、常日頃僕たちが感じている“あるある”がたくさん詰め込まれていて、すごく読みやすい。一方で、ヤバい人物もたくさん出てくるので「何かあるな」と感じさせられます。現実的になる部分と、犯沢さんのヤバい世界観に引きずりこまれる部分とを行ったり来たり、ジェットコースターのような感覚を味わえる作品です。

――犯沢さん役のオファーはどのように受け止めましたか?

すごくありがたいと思いました。ご指名をいただくこと自体、本当にうれしいことですが、この素晴らしい作品「犯人の犯沢さん」の犯沢さん役ということで、光栄の極みでした。僕が青春時代に観てきた大好きな「名探偵コナン」のスピンオフ。説明不要の大人気作品の一部になれることに、とてつもないプレッシャーも感じました。原作に触れその魅力を知ると、プレッシャーよりもアニメを楽しみにしてくださるみなさんを笑わせたい、楽しませたいという気持ちが大きくなり、とても気合が入りました。

――犯沢さんというキャラクターをどのように感じていますか?

犯沢さんは自由度満載な人物だと思っています。普段、声優というお仕事をさせていただく中で、さまざまなキャラクターと出逢いますが、そこまで振り幅のある役って意外と少ないんです。犯沢さんは振り幅のかたまり、相当の振り幅を持っているキャラクターです。でも、自由度が高いからこそ、僕自身が声優人生で培ってきた常識をいい意味で“グワっと”外す工程が必要になると感じました。犯沢さんには、新しい経験をさせていただきました!

――キャスト情報解禁前後の SNS の反響をどう感じましたか?

僕の中に変なプライドのようなものがあり、蒼井翔太だと気づかれたくないという思いがありました。だから「絶対この声では喋らなそう」という声でやらせていただきました。動画がアップされたとき、みなさんの予想では僕じゃない方ばかりの名前が上がっていたので「しめしめ」という思いでした(笑)。ただ、僕のファンの中には「あれ?もしかして?」とピンときた方もいらっしゃったみたいだけど、いい意味でみなさんを驚かすというフックになった気がしています。

――犯沢さんの演じ方。どのようにアプローチしていったのでしょうか?

性別不明のキャラクターであることが大きなポイントです。男性なのか、女性なのか分からない感じを出すことも大事にしました。僕の中で一つ決めていたことがあって、それは原作の中で犯沢さんが真の目的に触れるときに、表情がグワっと変わって本性を表す場面での声の出し方。絶対ドスをきかせたいと決めていました。それ以外は日常のシーンなのでインスピレーションを大切にして、「このシーンではこんな感じかな」と犯沢さんの表情のようにくるくる変わる声の出し方を意識しました。本性の時と日常の時の変化で、目的はハッキリしているけれど姿形は掴みどころがない面白さがあることはしっかり意識して表現したい、そんな思いでアプローチしました。

――「名探偵コナン」おなじみのメンバーとの絡みも注目です。

犯沢さんからすると名前も知らない人たちになるので、犯沢さんならではの呼び名が誕生します。それがすごく面白いんです。特に(毛利)蘭ちゃんに関しては犯沢さんにとってトラウマを植え付けられるほどの出会いがあって(笑)。呼び名も面白いですし、絡み方もインパクトがあるので、「名探偵コナン」が好きな方にもそして、もちろん「犯人の犯沢さん」が好きな方にも楽しんでいただけると思います。

――「名探偵コナン」の中で、蒼井さんが好きなキャラクターを教えてください。

大好きなのは(鈴木)園子ちゃん。声を担当している松井菜桜子さんは僕の恩師のような存在です。声優としてデビューするにあたり、松井さんからご指導をいただきました。だから、原作で園子ちゃんが登場するのを知って、台本にも出てくるかなとドキドキして読ませていただきました。放送前までに出演する方たちが解禁されていくはずですが、とにかく豪華でびっくりすると思います。もちろん、現場で犯沢さんを演じているときはプロとしてそこに立っていますが、一方で「名探偵コナン」の世界に入っているという不思議な感覚にもなりました。だって、見渡したら、錚々たるメンバーがいるわけですから。みなさんもぜひ、期待してください。犯沢さんがあんな人、こんな人と共演しています!

――水瀬いのりさん演じるペットのポメ太郎の印象をお聞かせください。
めちゃくちゃかわいいです。犯沢さんにとってポメ太郎は相棒という存在ですが、僕自身も相棒としてワンちゃんが欲しいという気持ちになるほど、いのりちゃんのポメ太郎に惹かれました。ポメ太郎に出会う瞬間の犯沢さんは、ポメ太郎もびっくりのかわいさを見せてくれます。すごく心温まるシーンなので、注目してください。

――蒼井さんがナレーションを担当した告知 PV には、OP&ED も入っています。楽曲の感想をお願いします!

新浜レオンさんのオープニング「捕まえて、今夜。」は本当に素晴らしい歌謡曲で、サウンドに男のロマンを感じ「やってやるぞ!」という犯沢さんの勢いが感じられる楽曲だと思いました。倉木麻衣さんのエンディング「Secret, voice of my heart」はしっとり沁みてくる楽曲で、もう曲名でヤラれちゃいますよね。豪華なお二人に主題歌を担当していただけるということで、「犯人の犯沢さん」の制作サイドの本気がうかがえます。「名探偵コナン」への愛、そして「犯人の犯沢さん」への愛を感じる楽曲だと思いました。

――大地丙太郎監督のインタビューで「メインテーマが使えたことと蒼井さんを犯沢さんにキャスティングできたことでこの作品は成功だと思った」とおっしゃっていました。蒼井さんにギャグ作品をどうしてもやらせたかったというコメントもありました。

光栄です。大地監督の作品への愛もしっかり感じています。確認 VTR の時点で、監督が全役に声をあててくださっていたし、SE まで入っていました。これはもう愛以外のなにものでもないと感じると同時に、僕はそれをしっかり受け取り僕の犯沢さんバージョンでやろうと心に決めました。大地監督の声は「もうこれでいいじゃん!」と思ってしまうほど模範解答のようでした。本当に面白くて、僕は確認VTRで「犯人の犯沢さん」の世界を存分に堪能させていただきました(笑)。確認VTRで気持ちが通じ合った感覚がありました。いただいたものをしっかり受け止め、僕なりの犯沢さんでお返しをするような感じかな。だから、言葉を多く交わさなくても、一緒に作っている感じがしてとても刺激的なアフレコになりました。新しい感覚を味わえたことに感謝しています。

――犯沢さんがやってきたのは世界有数の犯罪都市、米花町です。蒼井さんが住みたい世界有数の○○都市を教えてください。

ファッション&芸術都市です。ミラノ、サンフランシスコ、ニューヨークとかがいいかな。ネットでなんでも見られる時代だけど、やっぱり肌で感じてみないと分からないものってありますよね。それは、アフレコにも通じることだと思っています。テレビで観ていた「名探偵コナン」の世界に今回、スピンオフという形で関わり、肌で感じさせていただきました。まさに全身で「犯人の犯沢さん」に関わらせていただくことによって分かったこともたくさんありました。犯沢さんは犯罪都市・米花町で、僕はファッション&芸術都市でそこでしか得られないものをインプットしたいです。

――放送とほとんど変わらないタイミングで Netflix にて国内配信され、その後全世界配信も予定してます。「名探偵コナン」は世界中で大人気ですが、スピンオフである「犯人の犯沢さん」が海外でウケそうなポイントはどこにあると思いますか?

親族の話や、ペットの話、日常の話など人によって刺さるところは違うかもしれないけれど、僕的に注目してほしいのは、犯沢さんの表情です。日常と真の目的を語るときの表情の変化は海外の方にも楽しんでいただけると思っています。あとはやっぱりみなさんが大好きな「名探偵コナン」のキャラクターが出てくるところではないでしょうか。「来た!」というよろこびと「こう来るか」という驚きと、「え?」と思わずズコーッとなるような登場もあるので、さまざまな感情を味わっていただけると思います。

――では、最後に。「犯人の犯沢さん」の蒼井翔太的おすすめポイントをお願いします!

聴けば聴くほど味わいの出てくる楽曲を“スルメ曲”とよんだりしますが、「犯人の犯沢さん」に関しては“味の濃いスルメ”と言えます。最初のインパクトの濃さもすごいけれど、1 回じゃ終われない、何度も観たくなるスルメ要素も持っている。それって最強ですよね。インパクトと後を引くうまみ。そんなパワーを持った作品です。ぜひ、期待してください。

画像2: 犯沢さん役・蒼井翔太インタビュー

放送・配信情報

◆放送
TOKYO MX 10月3日(月)25:05〜25:15
読売テレビ 10月3日(月)25:59〜26:09
BS 日テレ 10月4日(火)24:30〜24:40
※放送時間は予定です。都合により変更になる場合があります。
◆配信
Netflixにて10月4日(火)より国内配信開始!! 全世界独占配信決定!!

あらすじ

犯罪都市、米花町。世界トップレベルの事件数を誇るこの町に、漆黒の人影(ブラックシャドウ)が降り立った。彼(彼女?)の目的は"ある男"を殺すため――『名探偵コナン』に不可欠なアイツが主人公!! 見た目はタイツ、頭脳はピュア。その名は......犯人の犯沢さん(仮名)!

「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」 作品概要

「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」コミックス1巻〜7巻発売中
原作/かんばまゆこ、青山剛昌「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」(小学館「少年サンデーS」連載中)
©︎かんばまゆこ・青山剛昌/小学館・「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」製作委員会
【公式サイト】hanzawasan-file.com
【公式 Twitter】@hanzawasan_file

「名探偵コナンゼロの日常(ティータイム)」作品概要

「名探偵コナンゼロの日常」コミックス1巻〜6巻発売中
原作/新井隆広、青山剛昌「名探偵コナンゼロの日常」(小学館「週刊少年サンデー」)

「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」

TOKYO MX 10月3日(月)25:05〜
読売テレビ 10月3日(月)25:59〜
BS 日テレ 10月4日(火)24:30〜
Netflixにて10月4日(火)より国内配信開始!!全世界独占配信決定!!
※放送時間は予定です。都合により変更になる場合があります。

原作:かんばまゆこ、青山剛昌(小学館「少年サンデーS」連載中)
監督:大地丙太郎
キャラクターデザイン:千坂ふう
美術監督:中島麻由実(スタジオ心)
美術監修:中村千恵子
色彩設計:宮脇裕美
撮影監督:佐々木明美
編集:藤田育代
音響監督:浦上靖之・浦上慶子
音響効果:山田香織
音楽:安部純、武藤星児
音響制作:AUDIO PLANNING U
アニメーション制作:TMS/第1スタジオ
制作:小学館集英社プロダクション、トムス・エンタテインメント

【キャスト】
犯沢さん:蒼井翔太
ポメ太郎:水瀬いのり
江戸川コナン:高山みなみ
毛利蘭:山崎和佳奈
毛利小五郎:小山力也
灰原哀:林原めぐみ
白馬探:石田彰 ほか

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