映画『ブラックナイトパレード』(公開中)で主演を務める吉沢亮。渋沢栄一役で主演を務めた2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の次に選んだ主演作の監督は吉沢も出演し、2017、18年と連続公開された映画『銀魂』シリーズや『斉木楠雄のΨ難』(17)の福田雄一。何をやってもダメな情けない男・日野三春を演じた現場が「楽しくて仕方なかった」と笑顔を浮かべる吉沢。コメディセンスが試される福田組の撮影現場の様子を聞いた。
画像2: 吉沢 亮 インタビュー「今回はほぼ反射神経で芝居してました(笑)」

——吉沢さんも「アドリブやってやるぞ!」と刺激されることはありましたか?
「僕のアドリブはそれほどなかったです。でも、福田組は周りの人がどんなテンション(の芝居)で来るのか分からないので、それに合わせられるようにということは意識しながらやっていました。ただ、二朗さんとのシーンは笑わないようにするのが精一杯、アドリブどころじゃなかったです(笑)。一番大変だったのは二朗さんとのシーン、あとはカイザーと帽子さんのシーンもアドリブを受けて返すのは難しかったです」

——福田監督とは何度もご一緒され、長いおつきあいかと思いますが、今回は主演。気持ちの面など、いつもと違うところはありましたか?
「シンプルにうれしかったです。映像でも舞台でもご一緒させていただいてきましたが、『あぁ、主演か』とすごく感慨深いというか。今までは福田組に入る時は『このセリフはこんな風に言おう』とか『こんなおふざけ入れてみよう』とか、割といろいろ考えてから現場に入っていたのですが、今回は周りにツッコミを入れる側の役なので、相手の芝居を受けて何かをやることを意識し、事前の準備は一切せず。そんな風に福田組の現場に入るのは初めてだったので、すごく新鮮でした」

——現場に入って演じながら作っていく感じだったのですね。
「役的にそうでした。周りの役者さんがずっと面白いことをやっているので、それに合わせていくという感じでした」

——と言いつつ、白目で痙攣のシーンなどを見ると、相当振り切っている印象です。
「そうですね、やっちゃってます(笑)。福田監督からは細かい指示はなくて『ちょっと痙攣して〜!』と言われて『分かりました〜!』と答えてやったのがあのシーンです」

——その場であれができちゃう(笑)。福田監督がコメディセンスを称賛するのも納得です。
「ありがとうございます。今回はほぼ反射神経で芝居してました(笑)。周りの人との掛け合いが大事だから、僕がちゃんとしないと相手の人がせっかくやった面白さがなくなってしまう、そう思うとなるべく新鮮に反応できるようにというのは常に意識していました」

映画『ブラックナイトパレード』

「荒川アンダー ザ ブリッジ」シリーズの原作などで知られる中村光のコミックを吉沢亮主演で実写映画化。中村原作の「聖☆おにいさん」シリーズなどの福田雄一がメガホンを取り、『小説の神様 君としか描けない物語』(20)などの鎌田哲生が福田と共同で脚本を担当。共演には福田監督作『銀魂』シリーズなどの橋本環奈、『砕け散るところを見せてあげる』(21)などの中川大志、『鋼の錬金術師』シリーズなどの渡邊圭祐らが集結。

〈STORY〉
受験も就職活動も失敗し恋人もナシ、コンビニエンスストアで3年間アルバイトをしている青年・日野三春(吉沢亮)。世間がクリスマスムードに沸く中、いきなり黒いサンタ服の男に「内定だ! 今日からよろしく頼む」と連れ去られてしまう。目覚めた場所は、クリスマスを裏で運営しているという謎の会社・サンタクロースハウス。北極にあるその会社で、個性的な仲間たちと共に世界中の子供たちにプレゼントを届けるブラックサンタとして働くことになる。

画像3: 吉沢 亮 インタビュー「今回はほぼ反射神経で芝居してました(笑)」
画像4: 吉沢 亮 インタビュー「今回はほぼ反射神経で芝居してました(笑)」

〈CAST/STAFF〉
出演:吉沢 亮 橋本環奈 中川大志 渡邊圭祐 ほか
原作:『ブラックナイトパレード』
中村光(集英社「ウルトラジャンプ」「デジタルマーガレット」連載/   コミックス1-7巻発売中)
脚本・監督:福田雄一
脚本:鎌田哲生
配給:東宝
全国東宝系にて公開中
©︎2022「ブラックナイトパレード」製作委員会 ©︎中村光/集英社

PROFILE

吉沢 亮
1994年2月1日生まれ、東京都出身。

<近年の主な出演作>
大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)
映画『キングダム2 -遥かなる大地へ-』(2022年)
ドラマ『PICU 小児集中治療室』(2022年)

<待機中>
映画『ファミリア』(2023年1月6日公開予定)
映画『東京リベンジャーズ2』(2023年公開予定)

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画像: screenstore.jp
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