映画『ブラックナイトパレード』(公開中)で主演を務める吉沢亮。渋沢栄一役で主演を務めた2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の次に選んだ主演作の監督は吉沢も出演し、2017、18年と連続公開された映画『銀魂』シリーズや『斉木楠雄のΨ難』(17)の福田雄一。何をやってもダメな情けない男・日野三春を演じた現場が「楽しくて仕方なかった」と笑顔を浮かべる吉沢。コメディセンスが試される福田組の撮影現場の様子を聞いた。

撮影/奥田耕平(THE96)  スタイリスト/九(Yolken) ヘアメイク/西岡達也 (ラインヴァント/Leinwand) 文/タナカシノブ 衣裳/コート ¥195,800、ニット ¥63,800、パンツ¥79,200(ヨウジヤマモト/ヨウジヤマモト プレスルーム 03-5463-1500)

画像1: 吉沢 亮 インタビュー「今回はほぼ反射神経で芝居してました(笑)」

——何をやってもダメな情けない男・日野三春は吉沢さんから見てどんなキャラクターですか?
「割と周りがぶっ飛んでいる中で、割と普通のどこにでもいるような人間という印象です。漫画では見出されたサンタの才能の部分が意外と緻密に描かれているので、普通に見えるけれど才能がある感じをどう表現しようかと考えました。僕もこの仕事していなかったら三春のような冴えないフリーターだったかな、なんて思ったりもしました(笑)」

——かなり濃いキャラクターが揃っていましたが、吉沢さんが気になったのは?
「(中川)大志が演じたカイザーは、一緒に芝居をしていて笑いを堪えるのが大変なくらい面白かったです」

——中川さんとは共演経験もありますが、今回の現場ではいかがでしたか?
「大志は基本、落ち着いていますけど、男同士でワチャワチャふざけるのが大好きな2人ではあるので、割と普段からくだらないことばかり言って楽しく過ごしていました。その空気感が少なからず演技に出ていると思います」

——演者さんがつい笑いそうになってしまうくらい現場が面白いのが福田監督作品らしさかと。今回の現場で吉沢さんが思わず笑ってしまったこと、笑いを堪えるのが本当に大変だったシーンはありますか?
「大志とのシーンも含めていろいろありましたけれど、やっぱり(佐藤)二朗さんとのシーンです(笑)。言い方は失礼かもしれないけれど、福田組で真面目に芝居をする人じゃないじゃないですか。なんでそんなに意味の分からないことするんですか、みたいなことばかりでした。三春が働くコンビニの上司役なのですが、コンビニシーンは笑いを堪えるのに必死でした」

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