毎週金曜に放送中の話題のドラマ「笑うマトリョーシカ」(TBS)。若き政治家・清家(櫻井翔)と秘書・鈴木(玉山鉄二)でいびつな信頼関係に注目が集まる。明日放送の6話では、学生時代の清家と鈴木に何が起こったのかが明らかに……。そんな若き鈴木を演じる西山潤に、ドラマの魅力をたっぷり語ってもらった。
(撮影・取材/SCREEN+Plus編集部)
画像1: ドラマ「笑うマトリョーシカ」で若き鈴木を演じる西山潤に緊急インタビュー!

――「笑うマトリョーシカ」はこれからどうなるのか楽しみなドラマです。本作のお話をいただいた時、どういう気持ちだったのでしょう?

政治を題材にした作品の経験があまりなかったのですが、その中で僕が演じるパートは学生時代。立ち入ったことのない領域の作品だったので、役者として嬉しかったです。また、同年代の役者である尊敬する役者でもありライバルでもある田辺桃子、初共演の青木柚や濱尾ノリタカと一緒に演技ができることはわくわくしました。自分にとっては、楽しみの方が大きかったです。

――ドラマは11話だそうですが、台本を読まれての感想や楽しみにしているシーンはありますか?

原作は清家(櫻井翔)と鈴木(玉山鉄二)が中心で、分量的にも鈴木の過去が半分くらいを占めてます。これが、ドラマになると道上(水川あさみ)が主役になり、目線がガラっと変わります。事件を内側からではなく、外から道上という女性記者が解くという。視聴者と一緒に事件を追っかけていくという見方が新しいなと思いました。

――そうなんです! 視聴者は道上目線で観てるんです!

それが面白いですよね。そうなると、こちら側の謎めいた感じも面白くなりました。ドラマの回を追うごとに、一つずつマトリョーシカが開いていくように「この人は白なんだ?」「この人怪しい」とか、ドラマならではに進んでいく。個人的には、6話が鈴木の過去が明らかになるので楽しみです。過去のBG株事件で何があったのか、清家や佐々木との出会いのきっかけだとか……。個人的にも思い入れがある話数です。

――鈴木がどちら側なのかはさておき、原作や脚本を読んで、西山さんが想像する鈴木という男はどんな人?

父親が会社の偉い人で恵まれた環境に育って、将来は政治家になりたいという夢を持っていた中学生時代。一つの事件がきっかけに、その夢が断たれて、現実を見るようになりました。すべてを諦めたところから鈴木の高校生活がスタートします。鉄仮面をかぶった何を考えてるか分からない子ですが、すごくかわいそうだなという気持ちがあります。清家の隣にいるブレーンのような存在ですが、意外と人間らしい面もあると感じました。原作では、鈴木の内面も丁寧に描かれていて、それがドラマの6話でも回収されていると思います。

――玉山さんの若い頃を演じていますが、西山さん的に玉山さんの演技を研究しましたか?

事前に玉山さんとはお話をさせていただきました。また、現場にも見学に行かせていただいて、その時に見た鈴木を演じる玉山さんの目つき、雰囲気が印象的でした。鈴木という役にどうアプローチしているのかなと思ったらこういう表現になるのかなと理解しました。僕の予想と一致しているところが多くて、鈴木の癖や目つきや喋り方は意識して参考にさせていただいています。

――以前、西山さんは雑誌の『SCREEN+Plus』で、簡秀吉さんと奥野壮さんと3人で登場しました。ドラマ(「好きやねんけどどうやろか」)の三角関係とは違って、現場は和気あいあいの関係性でしたね。今回は、青木柚さんと濱尾ノリタカさんで高校時代を演じます。この3人組はどんな雰囲気ですか?

今回もすごく仲がいいんです! 毎回、撮影終わりに3人で食事に行ってます。1話の放送も僕の家で3人で観てました(笑)。

――お二人の印象は?

柚は飄々としているイメージかと思いきや、茶目っ気もあるし、熱い部分もあって面白いです。彼も子役から役者をやっているので、僕との共通点もあって、最初からフランクに打ち解けました。柚には、いい意味で裏切られましたね、本当に「好きやな」と。……で、どうやろか?って(笑)。

――(笑)。

濱尾は、顔の通り、濃く熱く生きてる人間です。すごく真っ直ぐで素直な人です。僕も素直に言いたいことを伝えるようにしています。だからみんな仲がいいんですよね。

――濱尾さんとの共通点はありますか?

顔が濃いってとこかな(笑)。毎回、ノリに「お前、顔、濃いな~!」って言うと、「潤くんに言われたくないよ!」って返すんです。そしたら、柚が「お前らのそんな話、俺はどんな顔して聞いたらいいんだ!?」って。毎回、そのくだりをやってますね~(笑)。

――お約束のフォーマットが(笑)。そんな仲良し3人組で鑑賞会した時はいかがでした?

「柚、寝てるだけじゃないか!」って突っ込んでました(笑)。鑑賞会しようって、僕が誘って、家に呼んだんですけど、自分たちも1シーンだけだったね、今後が楽しみだねって話しながら観ていました。

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