個性派若手俳優たちの競演
主演はTBS日曜劇場「下剋上球児」(23)で犬塚翔役を好演し、その確かな演技力が今注目を集めている若手実力派俳優・中沢元紀。純粋にバスケットボールが好きになり、仲間と共にバスケでライバルに勝ちたいと本気で願う高校バスケ部新入部員の主人公・草村駿斗をリアルに演じる。
そのほか、バスケ部メンバーに「仮面ライダージオウ」(EX)明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役で出演した押田岳、舞台「鬼滅の刃」シリーズで初代の主人公・竈門炭治郎役を務めた小林亮太、舞台「おそ松さん」F6ドド松役で出演した中山優貴、舞台「刀剣乱舞」南泉一文字役で出演した谷水力、「CAMPUS BOYS 2022」グランプリを獲得した荒井啓志、ライバル校バスケ部メンバーには舞台「あんさんぶるスターズ !エクストラ・ステージ」〜Destruction × Road〜羽風薫役で出演した奥谷知弘とミュージカル「忍たま乱太郎」に出演した京山陽春、ほか「ツキウタ。」ステージ睦月始役で出演した校條拳太朗と映画『東京リベンジャーズ2』東京卍会参番隊役で出演した田中柊羽と個性あふれるイケメン俳優が多数出演している。
イベントレポート
バスケットボールにすべてをささげた高校生たちの青春模様を描きだした本作だが、登壇者の中で実際のバスケ経験者はキャスト8人の中で4人。その中でも奥谷は高校時代に全国高校総体(インターハイ)3位入賞という実績の持ち主で、「この中では一番うまいと思います」と笑顔。一方、中沢をはじめとした残りの4人はバスケ未経験者だったが、中沢が「クランクイン前に練習する機会をいただけたので、練習は皆さんとできました」と振り返ると、小林も「皆さん忙しいんで、週に1回ずつくらい。何回かに分けて集まって練習をしました」と続けた。
本作が「青春」をテーマとしていることから、それぞれの登壇者たちに「青春を感じた場面は?」と質問するひと幕も。「学生の頃はハンドボール部に所属していたんですが、人数がギリギリで。ひとりケガをしたらもう出場できないような部活だったので、本当にみんなでがんばって走り込んだり、筋トレをしたりしていたのが、そこが僕の人生の中での青春でした」という中沢。
その後も「今後やってみたい役」について話し合い、お互いに「こういう役が似合うかも」と言い合うなど、すっかり気心知れた様子のキャスト陣。そんな中、最後のコメントを求められた長谷川監督は「わたしは中学・高校時代と、いい子ではなかったので。青春に真面目に取り組まなかったままこの歳になってしまいました。そのことの後悔から、この作品が生まれました。こういう作品を楽しんでくれる人がひとりでもいたらいいなと思いながら、撮影も、準備も、編集もやりました。こうやっ
て皆さんに観ていただける日を迎えることができたわけですが、その時に思ったのが、わたしにとってこの作品こそが青春なんだということ。この作品を見終わった後に、皆さんにも青春を感じていただけたらすごくうれしいなと思います」とメッセージ。
続く中沢も「今日はお忙しい中、来ていただき本当にありがとうございます。この作品は限られた日数の中で、監督をはじめ、キャストのみんなと話し合って、助け合って撮影した作品です。何より監督の思いがたくさん詰まっています。この作品を観て、何か夢中になれるものだったり、そういうものを見つけるきっかけとなったらうれしいなと思います。ぜひ楽しんでいただけたら」と会場に呼びかけた。
『ファストブレイク』
11 月22日公開
出演:中沢元紀
押田岳 小林亮太 中山優貴 谷水力 荒井啓志 奥谷知弘 京山陽春
校條拳太朗 田中柊羽 佐久間あゆみ 福留光帆 中根もにゃ 麻弥 田中沙季
鈴木千佳子 芹沢尚哉
大鶴義丹
川上麻衣子
脚本・監督:長谷川徹
配給:ムービック
Ⓒ 2024 ファストブレイク製作委員会