“凸凹コンビ×飯テロ”のハートフルグルメドラマ『ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~』第2弾は横浜を舞台とした『ミッドナイト屋台2~ル・モンドゥ~』!
スーパーシェフとなった遠海翔太(神山智洋)と寺の元副住職という経験を最大に生かした接客術で客の心をほぐす方丈輝元(中村海人)。「ミッドナイト屋台」を通して築き上げた関係性やドラマの魅力についてもたっぷりと語る!
(撮影/SCREEN+Plus編集部 取材・文/佐久間裕子)
画像: ——中村さんの誕生日には神山さんが誕生日プレゼントを贈られたそうですが、7月の神山さんの誕生日には中村さんもプレゼントを贈りますか?

<PROFILE>
中村海人
生年月日:1997年4月15日生まれ
出身地:東京都
Travis Japanのメンバー

<近年の主な出演作>
映画『矢野くんの普通の日々』(24年)
実写映画『リロ&スティッチ』(25年)
ドラマ「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」(24年)

――今回のロケ場所である横浜の街で、刺激を受けたことはありましたか?

神山 美味しいものがいっぱいありまして、毎日ご飯が楽しみで楽しみで(笑)。

中村 神山くんは、ご飯に行ってましたね(笑)。シーズン1はロケの場所が遠い分、朝はちょっと早く起きないといけなかったから、横浜は移動時間が短くてすごくありがたかったです。移動中寝る時間が少なくなったけど、場所が近いと早く帰れるし、朝ゆっくりできる時間が増えて嬉しかったですね。

――横浜グルメ事情をもう少し詳しく教えてください。

中村 ロケ場所が横浜駅の近くだったので、駅に隣接するビルにも行ってましたよね。

神山 うん。ロケ場所のビル自体にもご飯屋さんがあって。

中村 実際のグルメ横丁があるんです。神山くんは全部行っていたんじゃないですか。

神山 とりあえず行けるところはほとんど行きました。クランクインして、ゆずと密なお芝居をすることが多かったので、「全員で食べに行きましょう」ということになり、ゆずと僕と海人、マネージャーやゆずのお母さんも加わってパスタを食べに行ったりしました。

中村 居酒屋さん、定食屋さん、ラーメン屋さんも行きましたね。

神山 そこの行きたいと思う店にはほぼほぼ行ったので、横浜駅の地下の方まで行っていろいろ食べました。その近辺はほぼ制覇しているので、食べたいものがあったら聞いてください(笑)。

――神山さんの心の声が聞こえる料理シーンも見どころだと思うんですが、撮影中の裏話はありますか?

神山 シーズン1は翔太がフレンチから離れていたので焼き飯や味噌ラーメン、話が進むに連れてちょっとずつフレンチの要素が入ってきて、フレンチって家で作れんねやって思いました。僕も自分で真鯛のポワレを作りましたけど、家で「こんなレベルのも作れるの?」って思うぐらい美味しかったですね。普段買わないようなハーブや、フュメ・ド・ポワソンという魚の出汁の缶詰も買ったりして。家の料理がワンランクもツーランクも上がる食材を知ることができて、僕自身もたくさん刺激を受けました。

――料理シーンを美味しく撮るのは大変だったのでは?

神山 料理シーンは……どう説明すればいいんですかね? カメラマンさんがどのくらいのレンズを使ってどう構えるか、照明の光がこう来ているからこうやった方がいいんじゃないかって、画の感じを見ながらいろいろ考えて撮っていくんですね。翔太は(ミシュランの?)星付きレストランで修行した経験があるシェフという設定だったので、監修に入ってくださったプロの方の動きを見ながら、盗めるところは盗もうと思っていましたが、所作は難しい! シーズン2はそこからさらに料理の幅が広がり、いろいろ作りましたけど、「これも家でできんねや」って改めて思いました。「何その料理!! 聞いたことないんやけど」ってものもあって。家庭料理に馴染みのあるものから、それが進化した位置づけみたいな料理も出てくるので、レシピを真似していただれば、ご自宅の料理がさらに豪華になるんじゃないかなと思います(笑)。

中村 僕は近くで見ていて、神山くんマジで大変そうだなって思いました。たまに「これしかないから一発で決めて」みたいな雰囲気のときもあるんですよ。

神山 あった!(笑)

中村 そういうときにしっかり一発で決める神山くんを見るとすげえ! カッコイイと思いました。オレは全く料理をしないから、神山くんのすごさがわかるというか(笑)。だって一発ですよ。「これ失敗したら後ないからね」みたいなことを言われた状況で、成功させる勝負強さ、かっけえな! って思いました。

神山 めちゃめちゃ確認しました。ドラマの料理シーンって、ます段取りを確認するんです。どのタイミングで、何をどれだけ入れるかとかね。最初に料理の流れと工程を教えてもらって、そこから段取り。どこから撮ろうか、どういう照明で行こうか、マイクはどこに仕込めるか、そういうことを全部確認する作業があり、その中で全部フリでお料理の段取りを一通りやるんです。その後、スタッフさんがカメラ割りを確認している間にも、僕はイメージトレーニングしながら、「あれやってこれやって……あれやってこれやって……」って、段取りをずっと確認していました。

——聞いているだけで大変そうです。

神山 ドラマって撮影前にテストをするんですけど、この現場はテストが少なかったんですよ。どんどん撮っていかないといけないということもあるので、緊張感のあるシーンはたくさんありました。それは料理のシーンに限らず、とにかく長回しで撮るんです。セリフをしっかりと入れた状態にしておかないといけない。頭から最後までノーカットで行きますってことがめちゃくちゃありました。

中村 カメラを全然止めないんですよ!

神山 止めない! シーンが終わっても止めない。

中村 そう終わっても止めないんです。

神山 そこからは「自由にエチュードどうぞ」みたいな。

中村 竹中(直人)さんがもう毎回!

神山 違うことやっちゃうんだよね。

中村 でも、それが楽しいんですよ(笑)。

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