アニメ「鬼滅の刃」は、集英社ジャンプ コミックス1巻~23巻で累計発行部数2億2000万部を突破した吾峠呼世晴による漫画作品が原作となり、アニメーション化をufotableが制作担当している。
2019年4月より、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため、《鬼殺隊》へ入隊することから始まる『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』の放送を開始させる。2020年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を公開、2021年から2022年にかけて、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』を放送・配信。2023年2月より『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』を開催、4月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』を放送・配信し、2024年2月からは前作を超える145以上の国と地域で『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』を開催、5月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』を放送・配信した。
そして、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』を三部作として制作することを発表し、今年2025年7月18日(金)より第一章 猗窩座再来が公開中だ。

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
絶賛公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、9月6日(土)、「クロウ」にちなんだ“烏の日”に、公開御礼舞台挨拶・鴉を開催。まずステージに姿を現したのは、竈門炭治郎を担当している鎹鴉を演じる山崎たくみ。「鎹鴉、集合!鎹鴉、大至急新宿ニ、集マレー!」とイベントの開始を告げると、会場からは歓喜の声が上がった。続いて、我妻善逸担当の雀を演じる石見舞菜香、不死川玄弥担当の鎹鴉を演じる中尾隆聖、時透無一郎担当の鎹鴉を演じる釘宮理恵、甘露寺蜜璃担当の鎹鴉を演じる堀江由衣、不死川実弥担当の鎹鴉を演じる堀内賢雄、そしてお館様こと、産屋敷耀哉の使いの鎹鴉を演じる速水奨が一人ずつステージに登場。それぞれが演じる鎹鴉の個性豊かな“鳴き声”や印象的な台詞を披露していくという、ファンにはたまらないサプライズ演出が繰り広げられ、7名の豪華声優陣が集結すると、会場のボルテージは最高潮に達した。

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
「竈門炭治郎 立志編」から炭治郎担当の鎹鴉を演じる山崎は、本日の登壇の感想を問われると「多分、僕が一番驚いています。最初始まった時はこんなことになるとは思っていなくて。収録が進むにつれて、このようなベテランたちが次々と鎹鴉に決まっていって…。今日は僕の方が(ご登壇の皆さんより)若手です!」と会場の笑いを誘った。シリーズ初期から参加している石見も「本当に素晴らしい先輩方に囲まれて、こうやって鬼滅の刃の舞台挨拶に立てると思っていなかったので、ドキドキしています」と豪華な顔ぶれに感激しきりといった様子。中尾も「まさか鴉で登壇するとは、と、びっくりしています。やっと鬼滅の刃に参加することが出来て嬉しいです」と笑顔を見せると、「刀鍛冶の里編」から参加の釘宮は「まさかこの作品で登壇させていただくとは、想像だにしていなかったのですが、実は一年以上前からお話をいただいていて、(スタッフの)皆様の並々ならぬ熱い想いを感じています」と、この日を迎えられた喜びを語った。堀江は「先週の猗窩座たちの舞台挨拶(公開御礼舞台挨拶 参)が、とても感動的で盛り上がったとSNSで見て、その次に鴉の舞台挨拶で立つこととなり、皆さんを泣かせられるかな…?と心配でしたが、ここにいるベテランの先輩方に任せようと思いました(笑)」と、ユーモアたっぷりに話した。そして堀内は「やっと出演が決まり喜びが隠せないですね」と、感慨深げに語ると、速水は「今日はドレスコードが黒という事で、シックに決めてきました。鴉のごとく喰い散らかしますよ!」と、意気込んだ。

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
続いて、話題は隊士たちの重要な相棒である「鎹鴉」という役柄についてへ移行。初期シリーズから参加している山崎と石見に、演じる際の心構えや収録で記憶に残っていることを尋ねると、山崎は「一番最初の収録の時、最初はみんなで収録していたのですが、テストの後に“たくみさんだけ別撮りです”と言われて、その後はずーっと一人でカァカァ言ってました」とユーモアを交えて収録を振り返ると、石見は「善逸の雀は“チュン”しか言わないので、かなり印象的なキャラ作りをしました。最初はSEのような感情の分からない雀という感じで演じたのですが、チュン太郎が凄く表情豊かに善逸につっこんだりするので、だんだんと今のような喜怒哀楽のはっきりした可愛らしい雀を、スタッフの皆さんと作りあげていきました」と、回顧。中尾はオファーを受けた時の気持ちを問われると、「スタジオにいた時間が一番短い現場でした」と、驚きのエピソードを明かすと、続けて堀内は「僕も、セリフとしては一言だったんですが、(こういった役柄の中では)今までで一番時間がかかりました!何度もテイクを重ねたので、出来上がって反響を聞いて、“これは鴉を制したんじゃないか?!”と思いました」と話し、会場の笑いを誘った。無一郎と蜜璃担当の鎹鴉は「刀鍛冶の里編」からの登場となったが、釘宮は「セリフから無一郎を好きな雰囲気を感じたので、そのイメージで準備していったのですが、現場で(無一郎を)もっともっと好きになってください!と言われて、もっと好きだし、もっと無一郎以外は好きじゃないと言った感じで、激しいキャラクターなのだなと、汗だくになりながら頑張りました!」、堀江は「鴉役が人生で初だったので、まずは山崎さんの鴉を参考にさせてもらって、さらに、メスの鴉だとどんな感じなのだろうと、今度は(釘宮)理恵ちゃんを参考にしました。しっかりと日本語をしゃべるんだという事と、蜜璃ちゃんの鴉ということで、おっとりした雰囲気を出すことを意識しました」と、それぞれにエピソードを披露した。そして、「柱稽古編」でその落ち着いた佇まいが話題となったお館様の使いの鎹鴉について、速水は「鴉の役をやるという事で、鴉の練習をすごくやりました。でも、スタジオに行ったらカァのカの字もなくて。全く鴉味のない収録でした」と、こちらも驚きのエピソードを明かし会場の笑いを誘った。
トークはさらに、本編『無限城編 第一章』の感想へと広がった。石見は「善逸の成長具合が感じられて、劇場で観られたことが本当に嬉しい」と感慨深げに語り、中尾も「あっという間の2時間半で、劇場で観てほしい作品。一人一人のキャラクターも良く出ていて、それぞれの役者が画のクオリティにあわせた素晴らしいお芝居をしていました」と話した。釘宮も「本当に凄まじい作品なんだと、心から感じました。役者の芝居と画の美しさと音楽の素晴らしさと、何もかもが合わさっての総合芸術だなと感じました。こんな作品に関わることが出来て、なんて幸せなんだろうと思いましたし、これを劇場で観られる皆様もなんて幸せな時間を得られるんだろうと、胸が熱くなりました」と、感激した様子。堀江は、「もったいなくて、原作を途中までしか読んでいなかったのですが、今回映画を観て、猗窩座、これはカッコイイなと思いました」と、いろんな視点で楽しめることをアピール。堀内も「まず画が素晴らしく、それに負けないくらいのテンションで役者はセリフを言わなければならない。それを見事に乗り越えた役者たちも素晴らしい。そして、人間って何だろう、正義って何だろうとすごく感じることができ、感動しました」と、熱く語りトークは大いに盛り上がった。
イベントの最後には、鬼殺隊の一員として戦いを続ける鎹鴉たちを代表し、山崎から「会場の皆さん、そしてライブビューイングの皆さん、今日は本当にありがとうございました。鴉として携わっている我々も、この映画の素晴らしさに本当に感動しています。皆さんとともに、まだまだ楽しみたい」と、熱いメッセージが寄せられ、終始和やかな雰囲気の中、イベントは幕を下ろした。
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』イントロダクション
劇場版「鬼滅の刃」無限城編三部作、第一章いよいよ開幕――
集英社「週刊少年ジャンプ」にて、2016年2月から2020年5月まで連載された、吾峠呼世晴による漫画作品が原作。人と鬼との切ない物語に鬼気迫る剣戟、時折コミカルに描かれるキャラクターたちが人気を呼びコミックス全23巻の累計発行部数は2億2000万部を突破。
2019年4月から初のシリーズとなる「竈門炭治郎 立志編」が放送。アニメーション制作をufotableが手がけ、その後「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」を制作。2020年10月に公開された劇場版「無限列車編」は全世界で累計来場者数は約4135万人、総興行収入は約517億円を記録。日本国内では歴代興行収入の1位を記録。2023年2月と2024年2月には、前年放送されたシリーズの最終話と同年放送となる新シリーズ1話をいち早く145以上の国と地域のファンに届けるワールドツアー上映を開催するなど、世界でもその人気は広がっている。
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』あらすじ
鬼となった妹・禰豆子を人間に戻すため鬼狩りの組織《鬼殺隊》に入った竈門炭治郎。
入隊後、仲間である我妻善逸、嘴平伊之助と共に様々な鬼と戦い、成長しながら友情や絆を深めていく。
そして炭治郎は《鬼殺隊》最高位の剣士である《柱》と共に戦い、「無限列車」では炎柱・煉獄杏寿郎、「遊郭」では音柱・宇髄天元、「刀鍛冶の里」では、霞柱・時透無一郎、恋柱・甘露寺蜜璃と共に激闘を繰り広げていった。
その後、来たる鬼との決戦に備えて、隊士たちと共に《柱》による合同強化訓練《柱稽古》に挑んでいる最中、《鬼殺隊》の本部である産屋敷邸に現れた鬼舞辻無惨。お館様の危機に駆けつけた《柱》たちと炭治郎であったが、無惨の手によって謎の空間へと落とされてしまう。
炭治郎たちが落下した先、それは鬼の根城≪無限城≫―”鬼殺隊”と”鬼”の最終決戦の火蓋が切って落とされる。
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
全国公開中
【スタッフ】
原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島 晃
脚本制作:ufotable
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸・梶山庸子・菊池美花
プロップデザイン:小山将治
美術監督:衛藤功二
撮影監督・フィニッシング演出監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野 学
音楽:椎名 豪・梶浦由記
主題歌:Aimer「太陽が昇らない世界」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
LiSA「残酷な夜に輝け」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
総監督:近藤 光
アニメーション制作:ufotable
配給:東宝・アニプレックス
IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
【キャスト】
竈門炭治郎:花江夏樹
竈門禰豆子:鬼頭明里
我妻善逸:下野 紘
嘴平伊之助:松岡禎丞
栗花落カナヲ:上田麗奈
不死川玄弥:岡本信彦
冨岡義勇:櫻井孝宏
宇髄天元:小西克幸
時透無一郎:河西健吾
胡蝶しのぶ:早見沙織
甘露寺蜜璃:花澤香菜
伊黒小芭内:鈴村健一
不死川実弥:関 智一
悲鳴嶼行冥:杉田智和
童磨(上弦の弐):宮野真守
猗窩座(上弦の参):石田 彰
獪岳(上弦の陸):細谷佳正
■公式サイト|https://kimetsu.com/anime/
■『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』公式サイト|https://kimetsu.com/anime/mugenjyohen_movie/
■公式X(旧Twitter)|@kimetsu_off :https://twitter.com/kimetsu_off
(#鬼滅の刃)