女性メンバー & 男性メンバーそれぞれのインタビューをお届けします。
「フルハウス」でD.J.、ステファニー(通称ステフ)、キミーを演じていた3人、キャンダス・キャメロン・ブレ、ジョディー・スウィーティン、アンドレア・バーバーが、「フラーハウス」では大人の女性へと成長!
満を持して来日した彼女たちは、画面で見るよりもさらに美しく、知的だけれど、楽しい雰囲気や仲の良い様子は「フルハウス」の頃と少しも変わっていなかった!
―「フルハウス」でティーンエイジャーだった3人が「フラーハウス」では大人になり、D.J.は獣医、ステフは音楽関係の仕事、キミーはパーティープランナーの仕事をしています。この設定には納得でしたか?
ジョディー
『ステフにはもともと音楽の素養があったので、私にとっては自然だったわ。ジェシーおじさんのあとを継いでいる感じもするわね』
キャンダス
『D.J.は勉強が大好きな女の子で成績も重要視していたから、医学の道に進んで獣医になったのは嬉しかったわ。獣医という設定のおかげで、たくさんの動物を番組に登場させることができるしね(笑)』
アンドレア
『キミーはファッション系に進むと思っていたのよね。彼女のファッションセンスは普通の人と違って“クリエイティブ”だったから。パーティープランナーも彼女にピッタリの職業だと思うわ。キミーの持っている特別なエネルギーを使って人を喜ばすことができるものね。まあ、パーティーがうまくいくことが大前提だけれども(笑)』
―D.J.とキミーは仕事を持つシングルマザー、ステフは30代の独身女性ですよね。「フラーハウス」は「フルハウス」以上に共感を呼ぶキャラクターの幅が広がったと思います。
アンドレア
『私自身もシングルマザーだから、すごく共感できるわ。シングルマザーは同情されることがあるかもしれないけれど、私は寂しいと思ったことはないのよ。家族や友達が支援してくれるから。「フラーハウス」のキャラクター設定は普遍的なものだと思うわ』
キャンダス
『未亡人、シングルマザー、母になりたいのになれない女性。様々なタイプの女性キャラクターがいて、見てくれる人が誰かに共感できると思う。支え合う彼女たちの物語だから共感を呼ぶのよね』
ジョディー
『「フルハウス」の頃から、伝統的ではない家族を描いているところに共感するというファンが多いの。家族の形は多様ですものね。私たちが伝えたい番組の重要なテーマは“愛”なの。それを「フラーハウス」にも継承できて、とても誇らしいわ』
―「フラーハウス」にはダニーやジョーイ、ジェシー、ベッキーらも登場しますが、子供の頃から共演しているダニー役のボブ・サジェットさんやジョーイ役のデーヴ・クーリエさんたちから、どんなことを学びましたか?
キャンダス
『ボブやデーヴはコメディアンだから、いつもふざけているのよ。子供だった私たちが思わず「ふざけないで仕事しなきゃダメでしょ!」って何度も言ってしまったくらい(笑)。一方で、ボブやデーヴ、(ジェシー役の)ジョン(・スターモズ)や(ベッキー役の)ロリー(・ロフリン)は私たちの素晴らしいお手本になってくれて、みんなに親切であること、仕事を心から楽しむこと、みんなに対して尊敬の心を持つことを教えてくれたわ』
ジョディー
『彼らから学んだことを生かして、今度は大人になった私たちが子役たちをサポートするようにして、家族の関係を作っているの』
アンドレア
『共演者はみんな本当に仲がいいのよ。ボブ、デーヴ、ジョン、ロリーは私たちが家族になるという感覚を作り出してくれたと思うわ。「フルハウス」の頃はみんなでディナーに行ったり、自宅でのパーティーに呼び合ったり、泳ぎに行ったりと、一緒にいろいろなことをしてくれて、それで絆が生まれたの。この前もハロウィーンにみんなで遊園地に行ったし、大みそかも一緒に過ごす予定よ。こういったことをずっと続ける大切さを、彼らから学んだの』
―とても素敵な関係ですね!では最後に、シーズン2の見どころを教えてください。
キャンダス
『ジョディーが披露する「ボーイ・ネクスト・ドアー」という歌が素晴らしいの!』
ジョディー
『アンドレアは彼女自身知らなかった才能が、シーズン2でもたくさん発掘されているわよね(笑)』
アンドレア
『才能って言えるのかしら!?シーズン1に続いてダンスも披露しているわよ。ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックと一緒のパフォーマンスはぜひ見て楽しんでほしいわ!』
実は“フルハウス”が始まる前から友だちだった!
タナー家をまとめるお父さんダニーと、彼の親友で子供たちの楽しいおじさん的存在のジョーイ。二人を演じるボブ・サジェットとデーヴ・クーリエは、番組を離れても大親友。
待望の来日を果たした2人は早速ジョークを連発。とても面白くて親しみやすい!インタビュー中も2人の仲の良さが伝わってきた。
―ボブさんは「フルハウス」では3人娘を育てるパパでしたが、「フラーハウス」ではおじいちゃんになりました。孫のいる役を演じるのはどんなお気持ちですか?
ボブ
『すごく奇妙だよ。実生活でも3人の娘がいるんだが、まだ孫はいないんでね』
デーヴ
『実は君はすでにおじいちゃんなんだよ。僕が君の孫を産んだからね』
ボブ
『またヘンなこと言って。デーヴと僕は「フルハウス」が始まる以前から友達で、40年来の付き合いなんだ』
―長い付き合いなのですね。ジョーイは「フラーハウス」シーズン1では「フルハウス」の頃と同じで、D.J.やキミーの子供たちと友達のように仲良く接していますが、シーズン2では結婚して父親になるんですよね。ジョーイがついに“普通の大人”のようになってしまうのですか!?
ボブ
『ジョーイが成長するわけないよ!』
デーヴ
『うん、ジョーイはパパになっても子供みたいなんだ。ジョーイの家族もとてもひょうきんな一家だよ』
ボブ
『ジョーイは子供みたいだけど、デーヴは飛行機の操縦もできるし、技術的なマインドがとても優れているんだ。彼が監督したクリスマスエピソードはすごく素晴らしくて、見ていて大いに楽しんだよ。僕は出演していないけどね』
デーヴ
『(照れながら)アリガトウ』
―「フルハウス」の頃から聞きたかったのですが、ダニーやジョーイのキャラクターにボブさんやデーヴさんの性格や特徴を取り入れたりしているのでしょうか? ジョーイが面白いのは、もちろんデーヴさんそのものだと思いますが(笑)。ダニーのきれい好きもボブさんと同じなのですか!?
ボブ
『とてもたくさん取り入れているよ。きれい好きはニール・サイモンの「おかしな2人」からアイデアを得たんだけどね。僕が(企画・製作総指揮の)ジェフ・フランクリンに頼んだのは、ハグが大好きなキャラクターにしてほしいってことだ。TVシリーズで登場人物たちがよく抱き合う作品はあまりないんじゃいないかな。僕たち共演者はすごく仲が良いから、お互いに対する愛情がにじみ出ていると思う。一緒に来日した女性陣たちは別室にいるけれど、それが寂しいくらい本当に仲が良くて、みんなで支え合ってきたんだ』
デーヴ
『(いびきの音を立てて)君の話が長すぎるから、思わず寝ちゃったじゃないか。ジョーイが僕そのものだって? もちろんそうだよ(笑)。僕の脳は2つに分かれていて、1つは9歳の子供で、もう一つは技術的なことに使っている。科学や航空力学に興味があるんだ。ジョーイには僕のその2つの要素が入っていると思う』
ボブ
『僕にも9歳児の心はあるよ。僕たちは二人ともコメディアンだけれど、ジョン(・スターモズ)は役者なんだよね。コメディアンと役者で学び合いながら共演したんだ。デーヴのように素晴らしい頭脳を持ったコメディアンは結構いて、スティーヴ・マーティンやチャールズ・チャップリンらがそうだよね』
デーヴ
『ウッディー・アレン、ジャッキー・グリーソン、リチャード・プライアもね』
―コメディアンの視点から、日本に来てお笑いのネタは何か見つかりましたか?
デーヴ
『日本のみんなは礼儀正しいし、きれい好きだし、そこに圧倒されているから、笑いのネタはまだ見つかっていないなぁ』
ボブ
『アメリカは騒々しいから、日本に来てすごく新鮮な気分を味わっているんだ。みんな優しくて気遣いがあるから感心するばかりだよ。今はカバンが失くなって、下着がなくて困っていることしかネタにできないね』
デーヴ
『僕の下着を貸してあげるから』
ボブ
『それは遠慮しておくよ!』
ドラマ内で息ぴったりのメンバーたち。続編「フラーハウス」でもそれぞれのキャラ全開でコメディ炸裂中です!!ぜひお見逃しなく!