今回のアカデミー賞は、前代未聞の“作品賞誤発表”という大どんでん返しで慌ただしく終了。その余韻が冷めやらぬ中、受賞者や関係者はまずドルビー劇場併設の“ガバナーズ・ルーム”へと向かう。
ここで受賞者はもらったオスカー像に自分の名前を刻んでもらう“儀式”があるのだ。
エマ・ストーンも、デミアン・チャゼルも満面の笑みをたたえながら自分だけのオスカー像が完成するのを見守っている。そこに現われたのは、作品賞プレゼンター役のウォーレン・ビーティ。なぜこんな事態が起きたのか、困惑しながらも周囲に説明している様子。彼の手には“主演女優賞”と書かれた赤い封筒が? いきなり“時の人”のようになったビーティーはそれでも明るく振る舞っているようだ。
さて、こんなハプニングもなんのそのとばかりに、いつもの超豪華アフター・パーティーは変わりなくセレブ達を迎え入れて大盛況。特にゴージャスなのは、バラエティー誌主催のパーティーだ。まだ明るいうちからスタートしている会場内には、ミック・ジャガーなどの重鎮の姿も。やがて授与式が終わり、衣装替えをした受賞者たちが参集してくる。エマ・ストーンはリラックスモードのスーツ姿に。その胸にはブルーリボン(アメリカ自由人権協会への支持の印)が飾られている。
助演賞のヴィオラ・デイヴィスも白いパンツスーツにチェンジして、赤いドレスと正反対のフェミニンな印象に。
プレゼンターを務めたスカーレット・ヨハンソンや、フェリシティ・ジョーンズもパーティー用のドレスにチェンジするその変わり身の早さはすごい。
それに比べ男優陣は同じスーツ姿のまま?ケイシー・アフレックは共演のルーカス・ヘッジズと抱き合い、マハーシャラ・アリーは、オープニングの歌を熱唱したジャスティン・ティンバーレイクから祝福されている。
こうしたオスカー・ウィナーだけでなく、左右を見れば、あちこちに有名セレブが映画の中では見せないばりばりの素顔でトークの花を咲かせているところ。シャーリーズ・セロン、ミシェル・ウィリアムズ、サルマ・ハーイェク、ビジュー・フィリップスがにぎやかにおしゃべりをしているかと思えば、リース・ウィザースプーンはエイミー・アダムスらとスマホで自撮り。インスタにアップするのかも?
先ほどのミック・ジャガーはなんとジャッキー・チェンらと歓談。こんな組合せ、オスカー以外に考えられない!
また気になるカップルでは、ジェイソン・ステイサムと大きなおなかを抱えた婚約者ロージー・ハンティントン・ホワイトリーに注目が。授与式の直前にロージーがインスタグラムで妊娠発表してニュースになったばかりだった。
また、『破局?』と噂されていたオーランド・ブルームとケイティ・ペリーが現われて、『噂は嘘?』と思われたが、この数日後、二人が円満に別れたことが報道され、最後のデートだったのかといわれている。
このバラエティーのパーティー以外にも、恒例のエルトン・ジョン主催のものなど、ハリウッドのあちこちで祝宴が催され、年に一度のセレブたちのゴージャスな夜は、エンドレスのように続いていくのだった。