J・マカヴォイの熱演に注目
多重人格の誘拐犯ケビンを演じるのは「X-MEN」シリーズのジェームズ・マカヴォイ。1人の人間の中で激しく入れ替わる青年・少年・婦人など複数の人格を演じ分けている。拉致監禁される女子高生3人組に、英国の期待の新星アニヤ・テーラー・ジョイ、ヘーリー・ルー・リチャードソン、ジェシカ・スーラ。監督の前作「ヴィジット」に続いてホラー映画の仕掛け人ジェーソン・ブラムが製作を務める。
STORY
過去の出来事で周囲に心を閉ざした女子高生ケイシー(アニヤ)は気が進まぬまま級友のバースデイ・パーティーに出席する。事件はその帰りに待っていた。突然車に乗り込んできた謎の男(マカヴォイ)によってケイシーは2人の級友とともに眠らされ、気づけば殺風景な密室に監禁されていた。
一体ここはどこなのか?誘拐の目的は何なのか?やがてケイシーたちは誘拐犯の信じがたい事実を知る。その男ケビンは、彼女たちの前に姿を現わすたびに行動も性格もまるで違う。あるときは潔癖症の男、あるときは人懐っこい青年、あるときはエレガントな婦人。男は“解離性同一性障害”により、23もの人格を宿していたのだ。
ケイシーたち3人は犯人の隙をついて脱出を図るが、いずれも失敗に終わる。一計を案じたケイシーは無邪気な少年の人格で現われた犯人を手なずけ、事態の打開を図るが、男は恐るべき変貌を遂げ、“24番目の人格”を覚醒させようとしていた。
M・ナイト・シャマラン史上もっとも怖い作品
前作「ヴィジット」で原点回帰した監督が新たに選んだ題材が“DID(解離性同一性障害)”。多重人格者による誘拐事件を描く本作は“シャマラン史上最も怖い作品”と称賛された。
多重人格者を熱演するJ・マカヴォイ
映画の見どころの一つは多重人格を演じ分けるマカヴォイの熱演。潔癖症の男や無垢な少年、好青年からエレガントな女性まで、万華鏡のように変化する表情と口調に注目だ。
シャマラン作品ならではの衝撃的な結末
予告編の最後にはシャマラン監督から『結末はゼッタイに内緒だよ』との意味深なメッセージが。一方で『結末を予想してもムダだよ』との発言も。一体どんなラストが待つ!?