作曲家と監督、お互いの魅力とそのこだわり
アニメーション版に続き、本作の音楽を手がけたメンケンは『オリジナル版で最初に手がけた楽曲は“朝の風景”か“ひとりぼっちの晩餐会”だったと思います。前者はオープニング・ナンバーにも関わらず5分以上の楽曲になってしまって、そんなに長くしていいものかどうか、特に作詞家ハワード・アシュマンが悩んでいたのですが、スタッフに送ってみたらみんなとても気に入ってくれたんです』と製作秘話を語った。
一方、「シカゴ」「ドリームガールズ」などのミュージカル映画の名手として知られるコンドン監督は『本作のベルは洗濯機のようなものを発明し、その間ほかの女の子の時間も解放してあげようとする。そういう活動家的な要素を持っているんです。そういった姿勢自体が実際のエマ・ワトソンの人生を反映したものでもあります。私たちが意図したのはベルを力強い女性として描くことでした』と今回のこわだりを明かした。
会見にはさらにプレミアム吹替版でベル役・野獣役を担当する昆夏美と山崎育三郎も登場し、メンケンと監督への感謝を込めて“美女と野獣”日本版デュエットソングを熱唱。さらにメンケンがピアノを生演奏しながら“「美女と野獣」メドレー”を披露した(この模様は「美女と野獣」公式ホームページで動画公開中)。
「美女と野獣」オリジナル・サウンドトラック好評発売中!
「美女と野獣」のオリジナル・サウンドトラックの英語版・日本語版がエイベックス・ミュージックよりそれぞれ好評発売中。英語版と日本語版のいずれも、オープニングの“朝の風景”や主題歌“美女と野獣”、実写版で新たに加わった3曲の新曲など、映画を彩る珠玉のナンバーを完全収録。さらに、アリアナ・グランデ&ジョン・レジェンドが新たにレコーディングした主題歌“美女と野獣”なども収録されている。映画の興奮と感動を何度も呼び起こしてくれるファン必携の一枚だ。