セレブの買物を代行するパーソナル・ショッパーの若い女性が不穏な事態に巻き込まれていく……「アクトレス 女たちの舞台」のオリヴィエ・アサイヤス監督が再びクリステン・スチュアートとコンビを組んだ心理サスペンスで、昨年のカンヌ国際映画祭で監督賞に輝いている。
共演陣もラース・アイディンガー、ノラ・フォン・ヴァルトシュテッテンら「アクトレス 女たちの舞台」の出演者が多く、ほかに「EDEN/エデン」のシグリッド・ブアジズ、アンデルシュ・ダニエルセン・リーが脇を固めている。シャネルが衣装協力をしているほか、カルティエなどハイブランドのショップが続々と登場する。
忙しいセレブに代わって服やアクセサリーを買い付けるパーソナル・ショッパーのモウリーン(クリステン)は、三か月前に双子の兄ルイスを亡くしたばかりで落ち込んでいた。彼女と兄は共に霊媒師でもあり、お互いに先に死んだ方がサインを送ると決めていたのだが、まだルイスからのサインは来ていない。
モウリーンのクライアント、キーラ(ノラ)は世界中を飛び回っていて指示は伝言メモばかりでモウリーンを振り回している。仕事でロンドンに向かうモウリーンのスマホに、差出人不明の奇妙なメッセージが届き始める。まるで彼女を見張っているかのような文面。ルイスからのサインか? だがやがて彼女は大きな事件に巻き込まれる。
「パーソナル・ショッパー」
監督/オリヴィエ・アサイヤス
出演/クリステン・スチュアート、ラース・アイディンガー
5月12日公開
東北新社=STAR CHANNEL MOVIES配給
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