テキサス州のサンアントニオ記念病院にあるER。そのナイトシフト(夜間勤務)で働くドクターたちを描いたメディカルドラマ。かつて「ER/緊急救命室」を放映した全米NBCネットワークの夏の人気作で、本国では6月22日からシーズン4が始まる予定だ。
POINT
病院の一帯には軍の基地があり、ナイトシフトのERで働く顔ぶれも、元陸軍の外科医TC(オーエン・マッケン)など、元兵士や現在も軍にも所属するドクターが多いのがユニークな特徴。つまり、現在のアメリカならではというべきミリタリー(軍隊) の要素が多いのだ。
昨年末に来日したTC役のオーエンもインタビューで、本作はそこが斬新だと語ってくれた。確かにメディカルドラマとしては型破りで、迫力もたっぷり。また本作は美男美女キャストが多く、彼らのロマンス(同性愛も含む)からも目が離せなくなる。
シーズン2も、銃撃犯立てこもり事件の影響で停職処分を受けたTCの運命など、見どころいっぱいだ。
CHECK-1 ここが話題!
従軍医ならではの驚きの医療テクニック
医療ドラマだが、従軍経験があるドクターが多いのが個性的。彼らは医療機器が少ない戦場で仕込んだ治療テクニックを使って急患を救うこともしばしば。シーズン1ではTCの回想場面でアフガニスタンの戦場が描かれたり、シーズン2では患者に元特殊部隊員がいたりと、アメリカという国と戦争のリアルな関係を反映している。
CHECK-2 ここがスゴイ!
海外ドラマ・ファンにはたまらない共演陣
本作には海外ドラマ好きにおなじみのキャストが多い。「ロイヤル・ペインズ/救命医ハンク」でも女医役だったジル・フリント(ジョーダン役)、「ロズウェル/星の恋人たち」でマイケル役だったブレンダン・フェア(ゲイのドリュー役)など。シーズン2は「CSI:マイアミ」のアダム・ロドリゲスがチャベス役で新登場する。