英国が誇る人気アクター、ジェームズ・マカヴォイが、「シックス・センス」の鬼才M・ナイト・シャマラン監督と組んだ予測不可能のサスペンス「スプリット」(全国好評公開中)のキャンペーンで九年ぶりの来日。
4月25日に都内で行なわれた試写会でシャマランと共に、上映後ステージに登場し、大勢のファンとトークショーを行なった。
『ハロー、ハロー、ハロー、ハロー!』舞台に現われたマカヴォイの挨拶に、待ちかねたファンは絶叫。さらに続けて『コンニチワ、マカヴォイ、デス。キョウハ、アリガトウゴザイマス』と日本語で挨拶し、またまたファンは大喝采。続いて登場したシャマランも『コンニチワ、ナイト、デス。ドウゾヨロシク!』と日本語を披露。
早速映画を見たばかりのファンの前で、ネタバレ含みのトークショーが開始される。といいつつ、久々の日本をマカヴォイは堪能しているか気になるところ。インスタを見ると、あちこち出かけているようだが......
『前回はあまり日本の様子を見られなかったので、今回はじっくり観察したよ。コーヒーを飲みながら街を行く人たちを眺めていたけど、東京の人はみんなオシャレだね。30人くらい見ていて、ダサかったのは一人くらい。しかも西洋人だった(笑)』と嬉しい発言を。
しかも日本に着いた21日が誕生日だったとあって、その時どう過ごしたかをファンに尋ねられ、『これまでで最もクレージーなことをしようと思って、新宿のロボット・レストランに行った(笑)。本当にこんなクレージーな場所はないね!でもお客さんが外国人ばかりで、近くにいた日本人に「ここは外国の観光客専門なの?」と聞いたら「日本人はもうみんな見ちゃったから」と教えてもらった。それって本当なの?』と逆質問。
実際行った人に挙手してもらうとちらほらで、マカヴォイも苦笑い。でも会場のみんなから『ハッピ ー・バースデー!』と声をかけられ、アリガトウと笑っていた。
さて、映画の方は内容も衝撃的、結末も口外禁止のサプライズがあり、ここでは詳細に書けないが、『いくつもの人格のうち演じるのが大変だったのはどれ?』という質問に、『最後に出てくるヤツ。でも彼は本当に悪いヤツではなく、僕自身はポジティブなキャラなのかもと思った。彼だけでなく他の23の人格がそれぞれに支え合って、一つの体に入っているようなものじゃないかな。実際彼らを演じるのは時間がかかったし、奇妙な感じや恥ずかしい思いもあったけど......』と苦労のほどを明かしてくれた。
一方シャマランは今年のオスカー授与式の終了直後、『あの最後のサプライズは僕が書いた脚本なのさ』とツイートしたことが話題となったことに触れ、『僕も皆さんと同様、あの幕切れにTVの前で呆気にとられていたんだけど、周囲の人のぽかんとした顔が面白くて、急に思いついたジョークをツイートしたら、一瞬で一万ものリツイートが来たんだ(笑)』と経緯を披露して笑いを呼んでいた。
二人共、「スプリット」の宣伝以上に日本大好きの思いをアピールしてくれ、最後は客席まで足を運び、大勢のファンたちと握手をかわして会場を後に。翌日のイベントではシャマランが『明日(4月27日)の午前時に重要なツイートをする』と予告し、「スプリット」の 続編となる『グラス』の製作を発表した。
Universal Pictures will release #Glass on January 18, 2019 all over the world. How’s that for not keeping a secret!
— M. Night Shyamalan (@MNightShyamalan) 2017年4月26日