絶滅寸前のミュータントの希望は一人の少女に託された!
ウルヴァリン誕生の秘密を描いた「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」、日本を舞台にした「ウルヴァリン:SAMURAI」に続くシリーズ最終章は、これまでの「X-MEN」シリーズからは独立した一話完結のストーリー。ミュータントが絶滅寸前の状態にある近未来を舞台に、治癒能力を失って不死身の超人ではなくなったローガンの最後の死闘と衝撃的な運命を描いていく。
主演を務めるのはシリーズ一作目から十七年間ローガンを演じ、本作をもってシリーズ卒業を宣言しているヒュー・ジャックマン。老年期を迎えたチャールズ・エグゼビア/プロフェッサーXにはおなじみのパトリック・スチュアート。邪悪な敵に狙われる謎の少女ローラ役で子役のダフネ・キーンがスクリーン・デビューを飾っている。
監督は前作「ウルヴァリン:SAMURAI」も手がけたジェームズ・マンゴールド。これまでのシリーズとは一線を画すダークな世界観とバイオレンス描写から「X-MEN」初のR指定を受けたが、全米では初登場1位の大ヒットスタートを記録し、世界80か国でナンバーワンヒットスタートを切っている。
ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で心身ともに疲れきったローガンは、不死身の治癒能力を失いつつあった。生きる意味を見失った彼は、リムジン運転手として日銭を稼ぎながら、廃工場でひっそりと暮らしている。彼はそこで、年老いたチャールズ(スチュアート)の面倒を見ていた。かつては最強のテレパシー能力者だったチャールズも今や衰弱し、能力を暴走させることがあった。
そんなローガンへ奇妙な依頼が舞い込む。ローラ(ダフネ)という謎めいた少女を、カナダに国境を接するノースダコタまで送り届けてほしいというのだ。ローラはほとんど言葉を発さないが、あどけない外見からは想像もつかない戦闘能力を持ち、ローガンと似た特徴を備えていた。絶滅寸前のミュータントの最後の希望が、このローラなのだという。
そんなローラを捕らえるべく廃工場に現われたのは、冷酷非情な男ピアース(ボイド・ホルブルック)が率いる武装集団。彼らは危険な実験を行なうトランシジェン研究所が放った刺客だった。からくもピアース一味の包囲網を突破したローガン、ローラ、チャールズはノースダコタを目指して車で旅を繰り広げる。組織の執拗な追跡を逃れる中、3人には次第に家族のような絆が芽生えていくが、その旅の果てには最強の敵との死闘と、想像を絶する運命が待ち受けていた。
『LOGAN/ローガン』
6月1日(木) 全国ロードショー
20世紀フォックス映画配給
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