複数の物語がクロスオーバーする新感覚ドラマ!
「ファイア」の大ヒットから最初のスピンオフ「シカゴ P.D.」が誕生し、次に総合病院の救急部門を舞台にした「シカゴ・メッド」、さらに法廷ドラマ「シカゴ・ジャスティス」と勢いは止まらない。
1エピソードの中で警察による捜査と逮捕、検察による裁判と判決を取り上げる「LAW&ORDER」シリーズとは違い、〝シカゴ〟シリーズは登場人物たちのプライベートにも迫り、より感情移入しやすい内容となっている。
刑事の兄と救命士の妹など、番組をまたぐキャラクターの関係もあるため、クロスオーバー・エピソードも頻繁に作られ、ファンを熱狂させている。一つ見たらほかのスピンオフも見ずにはいられない魅力を持った、非常に面白いシリーズだ。
『シカゴ P.D.』
シカゴ警察の“悪徳刑事”として「シカゴ・ファイア」に登場したハンク・ボイト(ジェーソン・ベギー)を主人公にした“シカゴ”シリーズ第2弾。ボイトがリーダーを務めるシカゴ警察21分署特捜班の活躍を描く。
悪役が主人公かと心配になるが、ボイトには秘密の使命があり、それが徐々に明かされる。シカゴの街を守るためには、ルールを無視したり悪に染まったりすることもためらわないボイトとチームが凶悪犯罪に立ち向かう。
『シカゴ・ファイア シーズン2』
シカゴ消防局51分署に所属する消防士や救急隊員が命がけで人命救助にあたる姿を描いたレスキューアクションのシーズン2。今シーズンはボーデン大隊長(イーモン・ウォーカー)率いる51分署が閉鎖の危機に直面する。
CHECK_01 ここが話題!
真面目なケイシー? モテ系のセブライド?
「シカゴ」シリーズは人間模様が濃密に描かれていることから、キャラクターの人気も非常に高い。特に「ファイア」の二人のイケメン消防士、ケイシー(ジェシー・スペンサー)とセブライド(テーラー・キニー)は大人気。ファンが真面目で頼もしいケイシー派と、ワイルドなモテ男だが情に厚いセブライド派に分かれるほどだ。
CHECK_02 ここがスゴイ!
一つの事件をめぐり3番組がクロスオーバー
クロスオーバー・エピソードが多いことで知られる「シカゴ」シリーズ。「ファイア」「P.D.」「メッド」に加え「LAW&ORDER:性犯罪特捜班」と計4作のクロスオーバー・エピソードは、2015~2016年に全7回放映された。“シカゴ・トリロジー”と呼ばれる「シカゴ」3番組によるクロスオーバーは特に話題となった。