第10位:ハンニバル
マッツ・ミケルセン、ヒュー・ダンシーという2大男優が共演したサイコ・スリラー。彼らの人気上昇に伴い、第1回の第16位から第2回では第6位にランクアップしたが、今年もベスト10内に踏みとどまったのはミケルセン&ダンシーの人気があってのこと。番組自体は一昨年、シーズン3で終了したのに第10位というのは立派。
第9位:メンタリスト
第1回は第12位だったが、昨年はベスト20圏外へ。ところが今年いきなり第9位に大躍進した、世界的にも人気の犯罪ミステリー。昨年上陸した最終章、シーズン7のラストでジェーン(サイモン・ベーカー)とリズボン(ロビン・タニー)という最高のカップルに幸福が訪れたフィナーレに満足したファンが多かったのなら納得!
第8位:SUPERNATURAL/スーパーナチュラル
第1回で第8位、第2回で第5位、今年は第8位と、安定した人気のヒットホラー。本国では昨年から今年にかけてシーズン12が放映され、シーズン13の製作も決定。そんなロングランドラマでこの順位は凄い。何より主人公兄弟役のジェンセン・アクレスとジャレッド・パダレッキの仲が、これだけ長く続いたことにリスペクト。
第7位:ウォーキング・デッド
2年連続で第4位だったゾンビ・ホラー・ドラマが第7位にダウン。日本のお笑い芸人にファンが多いなど、世間ではまだ人気上昇中だが、ひょっとしたら登場人物が一度に2人も消えた第7シーズン第1話に、やりすぎと思うファンもいた?そうはいっても日本で最も見られている海外ドラマの一本。来年は再浮上もありうる。
第6位:X-ファイル
第1回の第17位、第2回の第14位から一気にベストテン入り。カムバック人気の理由は2008年に映画版第2作「X-ファイル:真実を求めて」があったとはいえ、14年ぶりの続編にしてシーズン10となる「X-ファイル2016」が作られたことに尽きる。登場人物の顔ぶれもムードも、シーズン9とあまり変わらなかったのが勝因だ。
第5位:ダウントン・アビー
1910~20年代のイギリスの田園地帯を舞台に、貴族とその使用人たちがおりなす人間模様を描き、日本やアメリカでも高い評価を受けたイギリスITV系の秀作ドラマ。昨年の第3位から2ランク下がったが、最終章となるシーズン6がスターチャンネルで放映されたのが昨夏だったことを考えると、今年も健闘したといっていい。
第4位:クリミナル・マインド
第1回で第11位、第2回で第10位だった人気犯罪ミステリーが今年は第4位に躍進。引き続き、FBI行動分析課(BAU)のプロファイラーたちは見事なチームワークでシリアルキラー(連続殺人犯)を追う。どのエピソードもオープニング場面がこれまでの各話のどれとも似ていないという高いクオリティーにファンは夢中だ。
第3位:エージェント・オブ・シールド
マーベル・シネマティック・ユニバース初のTVドラマが、残念だが昨年の第1位から第3位に後退。それでもSFアクションとしては快調で、「アベンジャーズ」などに登場した平和維持組織“シールド”のメンバーたち、コールソン(クラーク・グレッグ)らはシーズン3以降、悪の“インヒューマンズ”と激闘を続けている。
第2位:フルハウス
海外ドラマ大賞の第1回で第10位、第2回で第11位と、今回もベストテンに入るポテンシャルがあったとはいえ、まさかの第2位に大躍進。本作終了から21年後の昨年に始まった続編「フラーハウス」の影響が大きいのは確かだが、受け継がれたテーマ「家族愛」が今もファンの共感を呼び、支持されていることを証明してみせた。
第1位:SHERLOCK/シャーロック
昨年の第2位から見事トップの座へと返り咲いた英国産ミステリーの傑作「SHERLOCK/シャーロック」。世界のスター勢力図を一変させた英国男優ブームの原点となった作品。となればこの結果は当然といえそう。