世界のスポーツ史上類をみない超人的なカムバックを目指したボクシングの元世界チャンピオン、ビニー・パジェンサの感動の実話を、アカデミー賞監督の巨匠マーティン・スコセッシが製作総指揮、『マネー・ゲーム』のベン・ヤンガーが脚本・監督を務めて映画化した『ビニー/信じる男』が7月21日(金)より公開される。
交通事故で選手生命を絶たれた男の奇跡の復活劇
ロードアイランド州出身の自惚れ屋のボクサー、ビニー・パジェンサ。ある日、彼は交通事故で首を骨折し、瀕死の重傷を負ってしまう。医師たちから告げられたのは、二度と歩けなくなるかもしれないという無情な言葉。その痛々しい姿に、誰もがビニーの選手生命は絶たれたと思い、周囲の人間たちは離れていく。だがビニーだけは諦めていなかった。彼は命を懸けトレーナーのケビンと共に、どん底から王座奪還を目指していく。
『セッション』のマイルズ・テラーが伝説的ボクサーを熱演
主人公ビニー・パジェンサを演じるのは、アカデミー賞候補となった『セッション』のマイルズ・テラー。役作りで13キロもの減量に挑み、実在する伝説的ボクサーに魂を注ぎ込んでいる。さらに彼のトレーナー役として『ハドソン川の奇跡』のアーロン・エッカートがタッグを組む。誰もが再起不能と思った中、自分を信じて復帰を諦めなかった男の、魂を揺さぶる衝撃の実話。その不屈の姿に、前を向いて生きる力をもらえるはずだ。