ヒトラーの片腕としてユダヤ人虐殺に関わり、その冷酷さから“金髪の野獣”の異名で恐れられたナチス親衛隊大将ラインハルト・ハイドリヒの暗殺計画、通称“エンスラポイド(類人猿)作戦”。祖国チェコのため、命がけでその作戦に挑んだ男たちの実話を史実に基づいて映画化。
主演の二人の暗殺者には「麦の穂をゆらす風」のキリアン・マーフィーと「フィフティ・シェイズ・ダーカー」のジェイミー・ドーナンが扮している。共演は「奇蹟がくれた数式」のトビー・ジョーンズ、「ザ・ウォーク」のシャーロット・ルボンら。監督は「ブロークン」のショーン・エリスで、彼にとっては15年越しの企画だった。
1941年冬。ナチス占領下のチェコにヨゼフ(マーフィー)とヤン(ドーナン)という二人の兵士がパラシュートで潜入した。目的はチェコの総督代理を務める親衛隊大将ハイドリヒの暗殺。現地のレジスタンスのリーダー、ハイスキー(ジョーンズ)は二人を隠れ家に案内するが、もう一人のリーダー、ヴァネックは計画に否定的だ。
ヨゼフとヤンは、レジスタンスのレンカとマリー(シャーロット)にも協力してもらい調査を進める。ハイドリヒがチェコを離れると知った彼らは決行日を決定した。そして1942年5月27日、彼らはついにハイドリヒを狙撃するが、そこに待ち受けていたのは想像を超えるナチスの壮絶な報復だった。
『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』
監督/ショーン・エリス
出演/キリアン・マーフィー、ジェイミー・ドーナン、トビー・ジョーンズ、シャーロット・ルボン
アンプラグド配給
8月12日公開
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