北原里英、女優転身宣言から初の主演映画で体当たり演技
北原里英はこれまでに4本の映画に出演しているが、卒業発表後初の出演作となる本作での役どころは、仕事も私生活も今ひとつの中学校教師・藤井赤理。物語は、彼女が24歳の誕生日に誘拐・監禁されるところから始まる。誘拐犯の柏原(ピエール瀧)と小田(リリー・フランキー)の二人は、「犯罪史上、もっとも可愛い殺人犯」と呼ばれ、ネットなどで神格化された少女“サニー”の熱狂的信者。二人は赤理(北原)を“サニー”と呼び、誘拐したのだが……先読みできないスリリングなストーリー展開の中で、北原は誘拐犯に痛ぶられながら対峙する体を張った演技で女優としてリスタートを切る覚悟を感じさせる。
『凶悪』の白石和彌監督のもとに実力派俳優が集結
監督を務めるのは『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』などで知られ、今年から来年にかけて『牝猫たち』(17)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17年10月28日公開)、『孤狼の血』(18年5月12日公開)と公開作品が続く白石和彌。そして北原の共演には、白石監督作『凶悪』にも出演し、今やあらゆる作品に欠かせない顔となったピエール瀧&リリー・フランキー、『愛の渦』の門脇麦、白石組の常連の音尾琢真、さらには北原演じる主人公の同僚に駿河太郎が名を連ねる。
北原『この映画をもって、新たな人生を歩み始められることがとても幸せ』
主演を務める北原は『ようやく情報解禁がきた…! 待ちに待った瞬間を迎えて、震えるほど嬉しい気持ちです。この映画が決まったとき、そして撮影しているとき、ずっと早く言いたくてウズウズしていました。だけどどこかで、自分だけのものにしておきたいくらい大事な宝物のような気持ちもあり、不思議な感覚です。先日、グループから来春卒業することを発表させて頂きましたが、この映画をもって、新たな人生を歩み始められることをとても幸せに思います』とコメントしている。グループから羽ばたき、女優として本格的に一歩を踏み出した北原の熱演に注目だ。
サニー/32
2018年2月全国ロードショー
配給:日活
Ⓒ2018『サニー/32』製作委員会