これまで見てきたように、いま世界は大きく変わろうとしています。それを実現させるのはあなた方自身に他なりません。そんな女性の皆さんにぜひ見ていただきたい15本のうち、今回は【女だから、なんていわないで!】勇気がわく作品を6作ご紹介します。社会で職場で多くの障害を乗り越えてきた女性を描き、観客に勇気を与えてくれた名作揃いです。(文:大森さわこ/デジタル編集:スクリーン編集部)

未来を花束にして

女性参政権を勝ち取る理想に向かって

画像: 女性参政権を勝ち取る理想に向かって

1910年代のイギリスを舞台にした実話の映画化。劣悪な洗濯工場で働くヒロインは参政権を得るために活動する女性グループ、サフラジェットの運動に巻き込まれ、やがては家庭も仕事も失う。幼いひとり息子への愛と過激な運動の板挟みになるヒロインの描写からは理想を貫くことの大変さも伝わる。

愛のイエントル

教育を受けられないのは女性だから?

画像: 教育を受けられないのは女性だから?

女優のバーブラ・ストライサンドが監督・製作・共同脚本・主演・歌唱の5役を務め、ハリウッドの“闘う女”のイメージを決定づけた。20世紀初頭のポーランドが舞台で、男性の名前を名乗り、男装して大学に進学するユダヤ女性が主人公。女性が学業の道に進むことが認められなかった時代の苦悩が分かる。

裸足の季節

女性は結婚することだけが幸福なの?

画像: 女性は結婚することだけが幸福なの?

北トルコに住む5人の姉妹の物語。10年前に両親を失った後、仲のいい姉妹として育てられるが、思春期を迎えると、長女から順番に嫁に出されてしまう。望まない結婚から逃れたいと考える四女を助けるため、まだあどけなさを残した五女が一計を案じる。自由を求める彼女たちの命がけの脱出劇がスリリング。

モアナと伝説の海

家族、世界を守ろうとする少女の純粋な想い

画像: 家族、世界を守ろうとする少女の純粋な想い

世界の平和を取り戻すため、人生最大の冒険に出かける16歳の少女、モアナ。村長の娘に生まれた彼女は、半神マウイがかつての過ちを正し、溶岩の悪魔と闘うため、彼と共に航海に出る。家族や世界を守ろうとするモアナの純粋で強い思い。数々の障害を乗り越えていく勇気ある行動を応援したくなる。

エリン・ブロコビッチ

平凡な主婦だって大企業の不正と闘える

画像: 平凡な主婦だって大企業の不正と闘える

全米で話題を呼んだ訴訟事件の映画化。3人の子供の母親で、経済的な苦境に立ったヒロインは弁護士事務所の助手となり、大企業の環境汚染の問題を告発。法律家でもない彼女が、知恵と“女の武器”を使いながら証拠集めして、大企業に立ち向かっていく姿が痛快でジュリア・ロバーツはオスカーを手にした。

テルマ&ルイーズ

新たな世界と出会う親友二人の逃避行

画像: 新たな世界と出会う親友二人の逃避行

アメリカの南部で平凡な人生を送っていたふたりの女性が車で旅に出るが、ある事件がきっかけで警察に追われる身となる。女ふたりの逃避行を描いた記念碑的な作品で、主演女優たちもオスカー候補となる。それまで小さな世界にいたふたりが旅によって新しい世界観に目覚めていく姿が印象的だ。

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