ノーベル賞詩人ネルーダの逃亡生活の真実は!?
ノーベル文学賞を受けたチリの詩人パブロ・ネルーダの逃亡時代に焦点を当てた伝記ドラマ。「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」のパブロ・ララインの監督作で、ラライン監督作「NO」のルイス・ニェッコがネルーダに扮している。彼を追う警官ペルショノーにメキシコのガエル・ガルシア・ベルナル(「ノー・エスケープ 自由への国境」)、ネルーダの妻にアルゼンチンのメルセデス・モラーン(「ローマ法王になる日まで」)と国際的キャストが揃った。
劇中ではネルーダの代表的な詩『二十の愛の詩と一つの絶望の歌』『大いなる歌』が何度も使われている。
逃亡する者と追う者、二人の関係は微妙に変化していく
1948年、チリの上院議員だったネルーダ(ニェッコ)は大統領が共産党を非合法化したため地下への潜伏を余儀なくされた。大統領は警官ペルショノー(ベルナル)にネルーダ逮捕を直接命じた。
ネルーダは妻である画家デリア(メルセデス)と共に亡命を試みるが失敗、国内で身を隠す。逃亡生活にインスピレーションを受けて詩作を続けながら、相変わらず酒場へ繰り出し享楽的な生活を送るネルーダ。
果たしてネルーダの逃亡生活は何を彼にもたらすのか
ペルショノーとはつかず離れずの追いかけっこの連続。二人の関係は次第に親密なものになっていく。
再び国外脱出の手筈が整い、ネルーダは妻と別れて南へ向かってアンデス越えを試みることになる。それを知ったペルショノーもまた南に向かう。
「ネルーダ 大いなる愛の逃亡者」
監督/パブロ・ラライン
出演/ルイス・ニェッコ、ガエル・ガルシア・ベルナル、メルセデス・モラーン
11月11日公開/東北新社=STAR CHANNEL MOVIES配給
©Fabula, Funny Balloons, AZ Films, Setembro Cine, Willies Movies, A.I. E. Santiago de Chile, 2016