「スパイダーマン:ホームカミング」
見どころ01:スパイダーマンがアベンジャーズに!?
スパイダーマンのシリーズとしては初めて他のマーベル作品とリンクする内容になっているので、アイアンマンをはじめハッピー・ホーガンやペッパー・ポッツ、さらにはキャプテン・アメリカまで顔を見せてくれる。マーベル作品好きはファン心をくすぐられる。ピーターは早く一人前のヒーローとしてアベンジャーズの一員になりたいのだが、自分がまだ未熟であることを自覚するエンディングはさわやかな印象を残してくれる。
見どころ02:トム・ホランドの身体能力に注目!
21歳という若さもさることながら、見逃せないのはホランドの身体能力。もともと器械体操やダンスの名手でもあり、舞台版ミュージカル「ビリー・エリオット」への出演経験もある。今作の撮影ではアクションシーンのかなりの部分を自ら演じている。人気曲の口パク・パフォーマンスで知られるアメリカのTV番組『リップシンク』に共演者のゼンデーヤと出演した時やMTVアワードでもアクロバット技を披露している。
「ワンダーウーマン」
見どころ01:アメコミ史上初の女性ヒーロー!
アメコミのヒーローは数多いが、女性ヒーローとして初めて描かれたのがこのワンダーウーマン。初出は1941年刊の『オールスター・コミックス』で、以後75年以上に渡って世界中で親しまれ続けている。これまでTVシリーズやアニメ映画にはなってきたが、単独主演での実写映画化は今回が初。間もなく公開の「ジャスティス・リーグ」にも登場しており、続編の製作も同じパティー・ジェンキンズ監督で決定している。
見どころ02:ガル・ガドットはリアル・ワンダーウーマン
ワンダーウーマン役のガル・ガドットはイスラエル出身。同国には兵役義務があるので、ガルも18歳から2年間、兵士として軍務に就いていた。アクションのキレはこの時代に培ったものだ。さらにガルは美貌の面でもミス・ユニバースのイスラエル代表になるほど。プライベートでは夫とホテル経営をするなど実業家としての一面も持ち合わせており、二人の娘を育てる母親でもある。まさにワンダー(驚くべき)ウーマンと言っていいだろう。
「カーズ/クロスロード」
見どころ01:新たな挑戦は“泥”のリアリティー
ディズニー/ピクサーのアニメーションは常に映像表現において新しいチャレンジを続けているが、今回の挑戦は“泥”。車同士が潰し合う“デモリション・ダービー”のシーンをはじめとして泥のシーンは160ショットもあったが、『素材に忠実に』をテーマに多くのリサーチを行ない、試行錯誤の期間も含めると、これらのシーンにリアリティーを持たせるため4人のエフェクト・アーチストが半年以上も費やして処理したという。
見どころ02:レーサーのデザインにはプロも参加
今回はハイテクの新世代レーサーが登場するが、そのデザインはマックィーンの若い頃の20年後版というフォルム。これを仕上げるためにフォードのデザイン部門のヘッドを務めていたJ・メーズが発案から方向性の裏付けまで様々な協力をしてくれた。これによってステルス戦闘機を思わせるクールなデザインが見事に完成。その動きもマックィーンがボディーを傾けて曲がるのと異なり、よりタイトなターンが実現された。
「美女と野獣」
見どころ:ベルの性格は演じたエマに通じる
主人公ベルは進取の気性に富む女性として描かれているが、それは演じるエマ・ワトソンとの共通点でもある。他人の目を気にすることなく、自分の信じる道を行く。そうしたいと思いながらも、普通の人にはなかなか難しいことだ。だからこそ、この映画を見ることによってそうする勇気がもらえるのだ。それが、今年最高のヒットにつながったのだろう。何度も見た、という人が圧倒的に多いのも納得の作品だ。
「ラプンツェルあたらしい冒険」
見どころ:新キャラクターも登場し新たな冒険が
ハッピー・エンドで終わった映画「塔の上のラプンツェル」だったが、人気キャラクターだけにそのままで終わるはずはない。この作品を皮切りに、新たなアニメーションTVシリーズ「ラプンツェル ザ・シリーズ」が誕生、好評のうちに放送中だ。この作品はその序章にあたるもので、シリーズを見始める前にぜひチェックしておきたい。強い護衛役の侍女カサンドラら新キャラクターも登場しラプンツェル・ファンを楽しませてくれる。
「トランスフォーマー/最後の騎士王」
見どころ:最強の守護者が最凶の敵に!
トランスフォーマーの故郷の星サイバトロンが地球に接近してくるが、人類の守護者だったオプティマス・プライムは宇宙で出会った“創造主”によってサイバトロンを守るため人類に牙をむくダークサイドに落ち込む。かつての盟友バンブルビーにも剣を向けるオプティマス・プライム……オートボット同士の戦いは熾烈を極め、さらにディセプティコンを率いるメガトロンも甦り、地球は絶滅の危機にさらされてしまう。
「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」
見どころ:ノースタント・アクションは今回も健在
トム・クルーズといえばアクションシーンでスタントマンを使わず自ら演じることで知られているが、今回も当然のようにその方針は貫かれた。特に必見なのは輸送機の墜落シーン。トム自らの提案で、実際に飛行機に放物線飛行をさせ、無重力状態を実現させたのだ。エアバスA310を使い、1回20秒の無重力セッションが64回も行なわれ、墜落する機内でのアクションシーンが撮影されたが、トムは嬉々としてこの撮影をこなしたという。