奇想天外な作風から“悪魔のクリエーター”とも呼ばれ、没後500年を迎えた今も多くの謎に包まれた画家ヒエロニムス・ボスの創作の謎と素顔に迫るドキュメンタリー。
監督はホセ・ルイス・ロペス・リナレス。プラド美術館全面協力で撮影。
人物像の詳細は不明。現存する作品は25点のみ。美術史上もっとも謎に満ちた画家、ボス。その最大の問題作が三連祭壇画『快楽の園』だ。エロチックでグロテスクな“天国と地獄”が描かれた奇想天外な世界。
多方面の専門家の解説によって『快楽の園』に込められた思想やボスの創作の秘密が浮き彫りになっていく。