1972年2月19日深夜、雪のマンハッタンで起きた、“ジャズ史上最悪の悲劇”ともいわれる天才トランペット奏者リー・モーガン殺人事件の真相に迫るドキュメンタリー。監督はカスパー・コリン。
弱冠18歳で名門ブルーノート・レコードからデビューするなど稀な才能でスターダムに駆け上がったリー・モーガン。その悲劇的な死の引き金を引いたのは、内縁の妻ヘレン・モーガンだった。ヘレンが最晩年に残した唯一のインタビューに、友人や関係者たちの証言を加え、現在に至るまで深い傷を残す“悲劇”の愛と哀しみを明らかにしていく。