2007年に亡くなった天才振付家モーリス・ベジャールによって振り付けられた伝説のステージ『第九交響曲』。再演不可能と言われていたこのステージを甦らせた2014年の『第九交響曲』東京公演の製作過程に密着し、世界各国から集まったダンサーたちが織りなす人間ドラマを描いたドキュメンタリー。監督はアランチャ・アギーレ。
伝説のステージが甦った!
天才振付家モーリス・ベジャールによって振り付けられた伝説のステージ『第九交響曲』。大規模すぎるスケールゆえに再演不可能と言われていたこのステージを甦らせた2014年の『第九交響曲』東京公演の製作過程に密着し、世界各国から集まったダンサーたちが織りなす人間ドラマを描いたドキュメンタリー。「ベジャール、そしてバレエは続く」のアランチャ・アギーレが監督を務める。
ベジャールの死後は再演不可能と言われていた
ステージの初演は1964年。バレエ界に革命をもたらした天才振付師モーリス・ベジャール率いる20世紀バレエ団が、ベートーヴェンの第九をバレエで表現した踊るコンサート『第九交響曲』。80人以上のダンサーにオーケストラと合唱団を加えた総勢350人もの規模のこのステージは、1999年のパリ・オペラ座のパリ公演を最後に、2007年のベジャール死去以降は再演不可能とされてきた。
2014年に実現した東京公演
しかし2014年、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団の共同製作で、世界的指揮者ズービン・メータ率いるイスラエル・フィル・ハーモニー管弦楽団の演奏による『第九交響曲』東京公演が実現。ジル・ロマン芸術監督のもと、世界中から選りすぐられた名ダンサーたちがスイスのローザンヌで過酷な特訓に励む。途中、第二幕のメインダンサーが妊娠し交代するなどのドラマチックな展開をくり広げながら、ついに東京でのステージの瞬間を迎える。
「ダンシング・ベートーヴェン」
監督/アランチャ・アギーレ
12月23日公開/シンカ配給
©Fondation Maurice Bejart, 2015 ©Fondation Bejart Ballet Lausanne, 2015