ハリウッドスターインタビュワー歴37年の成田陽子がお送りする「風と共にハリウッド」では、自身のインタビュー内容はもちろん、スターのさまざまな情報をお届けします。今回は、新作「ザ・ポスト(原題) / The Post」(2017)でニクソン大統領時代のベトナム戦争の秘密ファイルを社運と自らの社会的立場を賭けて新聞社主として発表するキャサリン・グラム(Kay Graham)を演じるメリル・ストリープ。

まるで朝飯前のように演じて、再びゴールデングローブ主演女優賞にノミネートされてます。監督がスピルバーグ、共演がトム・ハンクスと御大3人の映画ですから、期待は募ります。

成田陽子(なりた・ようこ)
ハリウッドのスターをインタビューして37年!!ツーショットと来たらどっさりざくざく。最近は映画の記事も減ってきて発表してないお宝が貯まる一方。貯金は減る一方ですが、ともかくつたないブログで全く為にならないお話と、とっておきの古い写真とか新しいものも載せていきたいと思ってます。

実際メリルの演技を見ていると、これでもか、これでもかと画面に効果を上げる本能的に見えるテクニックを弄して、見ている方は大女優の登場に感動したり、安心したり、すべての主演映画にパワーと重みを与えるのですね。

前にも書きましたが、役の上でも、実際に会う時でもメリルは頻繁にため息をつくのです。呼吸調整なのか、バランスを整えているのか、理由はもちろんわかりませんが、そばで見ているとこちらもため息をつきたくなってしまいます。

堂々とした受賞歴を持ってますが、いつも控えめで、謙虚で、高校の先生か、PTAの会長のような、小さめの団体の指導者のような雰囲気を漂わせています。

指を切っちゃった!なんて訴えるとすぐに大きなバッグから絆創膏などを取り出してくれるような、そういうお母さんの優しさと義務感にも溢れています。

1949年6月22日、ニュージャージー州のサミット生まれ。68歳とは思えない、艶々の清潔な肌が驚きですが、当人は「遺伝ですよ」としれっとしています。

今年の初めにゴールデングローブ賞の功労賞セシル・B・デミル賞を受けた時に、名前を出さずに新しく大統領になったトランプを猛烈にこき下ろしたスピーチをして会場は拍手喝采の渦でしたが、来年(と言ってもあと2週間あまりの1月7日)でも、セクハラ問題などのスピーチをするのでは、と注目されています。

大昔の白黒写真からのメリルとのツーショットを載せてみました。

This article is a sponsored article by
''.