ソフィア・コッポラ監督とは?
父はアメリカ映画界の巨匠フランシス・フォード・コッポラ。父の代表作「ゴッドファーザー」(72)に赤ちゃんの役で出演以来、ハリウッドで育つ。「ゴッドファーザーPARTⅢ」(90)では重要な役を演じたが、その後女優ではなくファッション界に進出。99年「ヴァージン・スーサイズ」で長編監督デビューし、成功。「ロスト・イン・トランスレーション」(03)でオスカー脚本賞、「SOMEWHERE」(10)でベネチア映画祭金獅子賞、「The Beguiled /ビガイルド 欲望のめざめ」(17)でカンヌ映画祭監督賞を受賞した。
「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」公開記念ソフィア・コッポラ監督特集
2017年のカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」が2月23日より公開されるソフィア・コッポラ監督。「ヴァージン・スーサイズ」でデビュー以来、ガーリーな世界観を繊細に作り出してきた彼女の珠玉の5作を一挙放送!
01: 「ヴァージン・スーサイズ」(1999)
ソフィア監督の鮮烈な長編監督デビュー作。小説『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』を映画化し、“自分を消したい”と思う美しい姉妹たちの複雑な心理を描く繊細な表現力が注目された。主演の一人キルステン・ダンストは本作以来、彼女の映画のミューズに。
出演:キルステン・ダンスト、ジョッシュ・ハートネット
02: 「ロスト・イン・トランスレーション」(2003)
大都会・東京にCM撮影でやってきた中年ハリウッド・スターと、カメラマンの夫に同行してきたものの、一人ぼっちにされた若妻が出会い、束の間の時を共にする。時にアンニュイに、時に優しく異色な二人の関係を描き、ソフィアがアカデミー賞脚本賞を受賞。
出演:ビル・マーリー、スカーレット・ヨハンソン
03: 「マリー・アントワネット」(2006)
ソフィアのガーリーな感性が爆発したオシャレ映画のバイブル。フランス王妃となったアントワネットの生き方を、『誰も知る人のいない異国にやってきた14歳の少女の物語』と捉えたソフィアの解釈には賛否両論が寄せられたが、彼女を語る上で欠かせない一作。
出演:キルステン・ダンスト、ジェーソン・シュウォーツマン
「SOMEWHERE」(2010)
一見華やかだが、中身は空っぽな生活を送る映画スター、ジョニー。そんな彼の前に前妻との娘クレオが現われる。彼女と親しく過ごすうちに、変化を感じていくジョニーは……ソフィア自身の幼少期に着想を得たという物語。ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞。
出演:スティーヴン・ドーフ、エル・ファニング
05: 「ブリングリング」(2013)
実際に起きた窃盗事件を基に、甘やかされた少年少女の青春をソフィアならではの独特な視点で描く問題作。ハリウッドのセレブたちの豪邸に遊び半分で忍び込んでは、高価な品々を盗みまくる高校生たち。彼らの犯行はあまりにもずさんで、稚拙なものだった……
出演:エマ・ワトソン、タイッサ・ファーミガ
放送スケジュール
【STAR1 プレミアム】2月17日午前11:30 ~ 一挙放送
【STAR2 セレクト】2月19日~ 2月23日 よる11:00頃~ 連日放送
【STAR3 吹替専門】2月26日~ 2月28日午後 連日放送(全5作品)