「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」2月23日公開!
「ブリングリング」のソフィア・コッポラ監督が、昨年のカンヌ国際映画祭で女性としては史上二人目となる監督賞を受賞した注目作。トーマス・カリナンの同名小説を71年のドン・シーゲル監督版に続き、二度目の映画化で、ソフィアとしては女性の視点で自ら脚色も務め、初のスリラーへの挑戦となる。
出演者も豪華な顔ぶれで、「パーティで女の子に話しかけるには」のニコール・キッドマン、「ロブスター」のコリン・ファレルはじめ、「マリー・アントワネット」などでソフィアと組んだキルステン・ダンスト、同じく「SOMEWHERE」で組んだエル・ファニングらが共演する。他に「サウスポー」のウーナ・ローレンス、「ナイス・ガイズ!」のアンガーリー・ライスなどフレッシュな若手女優たちも華を添える。
撮影は「グランド・マスター」のフィリップ・ルース、衣装デザインを「アリスのままで」のステーシー・バタットが務めている。
1864年、南北戦争下のバージニア州。戦争から隔離されるように森の奥でひっそり暮らす女子寄宿学園の教師と生徒たちがいた。その生徒の一人、エイミー(ウーナ)は、ある日脚を負傷した北軍兵士マクバニー(ファレル)を見つけ、手当てをするため学園に連れ帰ることに。そこには園長のマーサ(ニコール)はじめ、教師のエドウィナ(キルステン)や、年頃のアリシア(エル)ら五人の女生徒がおり、敵兵の出現に戸惑うものの、キリスト教の教えに従い、回復するまで男子禁制の学園に彼を置くことを決める。
初めは怖がっていた女性たちだが、ハンサムなマクバニーが紳士的で社交的な人物とわかると、アリシアやエドウィナも、そしてマーサまでも彼に心魅かれていく。だが、その心のときめきは、次第にお互いを牽制するような嫉妬と野心に変っていき、やがて彼女たちの欲望が露わになった時、人里離れた学園内で思わぬ事態が起きてしまう……
2017年度作品。1時間33分。アメリカ映画。アスミック・エース配給
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