口論で侮辱を受けたことが裁判沙汰へと発展し全国的な事件に
本作は、クエンティン・タランティーノ監督のアシスタント・カメラマンという経歴を持つレバノン出身ジアド・ドゥエイリ監督の最新作。昨年、べネチア国際映画祭に出品され、主演のカメル・エル=バシャが最優秀男優賞を受賞。AFIフェストの観客賞ほか、世界中で絶賛を受け、先日発表された本年度米国アカデミー賞ではレバノン映画史上初の外国語映画賞にノミネートされた。
キリスト教徒であるレバノン人男性がパレスチナ難民の男性との口論で侮辱を受けたことが裁判沙汰へと発展し、やがて全国的な事件へと展開していく、監督自身の経験をもとに作り上げた物語。昨年、レバノン国内で上映されると、公開当週の映画動員の約半数を占める動員を記録し、3週連続興収第1位の大ヒットを達成。海外でも、「タイムリーな怒りの声が轟く、必見の作品!-Rolling Stone」「紛れもない爽快感-The New York Times」「お見事!どこをとっても素晴らしい完成度-RogerEbert.com」「もっとも話題をさらうであろう-VARIETY」と絶賛され、米有名映画レビューサイト(ロッテン・トマト)では満足度90%の高評価を獲得した(※2018/2/15時点)
レバノン映画がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるのはこれが史上初。いよいよ3月5日(日本時間)に発表される授賞式の結果に注目だ。
ジ・インサルト(英題)
今夏、TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開
配給:ロングライド
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