いよいよ3月5日(日本時間、ロサンジェルス現地時間3月4日)は、第90回アカデミー賞授賞式が開催! その前にアカデミー賞の長い歴史に名を刻む名作映画をチェックして、気分を上げておくことをおススメ。90回を祝して歴代オスカー受賞作40本を放送中のシネフィルWOWOWでは、授賞式直前(3月3日~3月4日)に、今見ておきたい作品賞受賞の8作を一挙放送! いずれも映画界最高峰の栄誉に輝いた逸品ぞろいで、見逃したくない必見作ばかりだ。

ハリウッドならではの醍醐味が味わえる大作

映画の都ハリウッドの祭典ということで、やはりこれまでの作品賞受賞作は、アメリカ製の大作映画が多い。その醍醐味を味わえる3作が放送される。
まずはオードリー・ヘプバーン主演のミュージカル大作「マイ・フェア・レディ[4Kレストア版]」(※1)。名匠ジョージ・キューカー監督によるブロードウェイのヒット舞台の映画化。今も愛されるナンバーに彩られ、口の悪い花売り娘のイライザ(オードリー)を一流のレディに仕立てようとする教授の奮闘とロマンスが描かれる。ハリウッドが誇る大型ミュージカルの決定版として、永遠に忘れ難い大ヒット作だ。

またアメリカ映画のお家芸といえば、なんといっても西部劇だが、そのジャンルの秀作「許されざる者」(※2)は、クリント・イーストウッド監督の代表作の一つ。主演も務めたイーストウッド扮するガンマンは、銃を捨てて静かな暮らしを送っていたが、賞金稼ぎのために再び銃を取る……多くの映画人から尊敬される作家イーストウッドの本領が発揮された復讐ウエスタンだ。

画像: 「タイタニック」

「タイタニック」

そして20世紀最大のヒット映画「タイタニック」(※3)は、オスカー史上最多の11部門受賞作でもある。1912年に起きた、豪華客船タイタニック号の沈没事件を舞台に、レオナルド・ディカプリオとケート・ウィンスレット扮するカップルの激しくも悲しい愛の行方が描かれる超大ヒット作。ハリウッドならではの大スケールで、男女問わず人気が高い本作は、映画ファンならずとも見逃してはいけない一本だ。

21世紀の作品賞受賞作は国際色豊か?

前出3作はいずれも20世紀の名作。このようにかつてはアメリカ映画が多かったオスカー受賞作だが、近年は他国の製作作品や、合作なども受賞する機会が増えてきた。

ダニー・ボイル監督の2008年作「スラムドッグ$ミリオネア」(※4)はイギリスとアメリカの合作だが、舞台はインドで、主なキャストもほとんどがインド人。インド映画といっても通りそうな作品だ。ムンバイのスラム街で育った青年が、人気クイズ番組で次々正解を連発。無学の彼が高額賞金のかかった最後の一問までたどり着いた時、不正疑惑がかけられるが、その背後には想像を絶する真実があった……作品賞を含む8部門でオスカーを受賞し、ロケ地ムンバイに注目が集まった。

画像: 「スラムドッグ$ミリオネア」

「スラムドッグ$ミリオネア」

イギリスとオーストラリアの合作「英国王のスピーチ」(※5)も近年話題を呼んだ2010年製作の作品賞受賞作。主演男優賞を受賞したコリン・ファースが演じたのは英国王ジョージ6世。吃音に悩んでいた王は、ドイツとの開戦を控え、国民に向けたスピーチを行なうため、吃音を克服する訓練を開始する。まさに英国映画そのものという紳士的なテイストにユーモアを加え、日本人にも愛された一作。

画像: 「英国王のスピーチ」

「英国王のスピーチ」

その翌年の作品賞受賞作「アーティスト」(※6)となると、これはもう純然たるフランス映画。とはいえ、舞台は20年代ハリウッド。サイレント時代のお話しということで、この映画自体が無声映画(でモノクロ映画)! サイレント映画の大スターが、トーキー映画の隆盛でその地位を失っていく中、彼が目を止めた新人女優がトーキーの花形スターになっていく。セリフは全くないのに泣かせると評判を呼び、国籍を越えての受賞となった。

このように国際的な色合いを帯びてきた21世紀のアカデミー賞。90年の歴史を経て、徐々に変化しているところも見逃せない。

画像: 「アーティスト」

「アーティスト」

本命作品を破って逆転受賞!

今年は13部門で最多候補の「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞本命といわれているが、本命といわれる作品を、対抗馬、大穴映画が逆転して受賞した例もある。

77年、「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」「愛と喝采の日々」といった大物競争相手を差し置いて、小品といわれたウッディー・アレン監督のロマンチック・コメディー「アニー・ホール」(※7)が作品、監督賞などを受賞し映画ファンを驚かせた。ニューヨークを舞台に大人のカップルの出会いと別れを斬新なユーモアとほろ苦い味わいで描いた本作で、アレン監督の名声も飛躍的に上昇。主演女優賞ダイアン・キートンのファッションも一世を風靡した。

画像: 「アニー・ホール」

「アニー・ホール」

また05年、本命と見られていた「ブロークバック・マウンテン」を破って、群像サスペンス「クラッシュ」(※8)が作品賞を受賞。ロサンジェルスを舞台にクリスマスを控えた時期に発生したある交通事故。ここを起点とした前後に、多民族国家である現代アメリカの抱える問題を炙り出す人間ドラマ。サンドラ・ブロック、マット・ディロンらオールスター・キャスト共演も見もの。

こうした作品が選ばれた年のように、今年の授賞式でもドラマチックな瞬間が見られるかもしれない。まずは授賞式の前にこれらの歴代受賞作を振り返って、アカデミー賞への期待感を高めておこう!

シネフィルWOWOW『アカデミー賞特集2018』~歴代受賞作40本放送
【作品賞】3月3日(土)4日(日)放送
※1「マイ・フェア・レディ」(3月4日)
※2「許されざる者」(3月3日)
※3「タイタニック」(3月3日)
※4「スラムドッグ$ミリオネア」(3月4日)
※5「英国王のスピーチ」(3月4日)
※6「アーティスト」(3月4日)
※7「アニー・ホール」(3月4日)
※8「クラッシュ」(3月4日)

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