2017年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で最優秀賞(山形市長賞)を受賞したシリアのドキュメンタリー映画『カーキ色の記憶』が4月14日(土)より1週間限定で上映されることが決定。シリア内戦で秘密裡に結成された市民ジャーナリストと「イスラム国」(IS)との命がけの闘いを捉えたドキュメンタリー映画『ラッカは静かに虐殺されている』(4月14日(土))の公開にあわせ、映画を通して考える「緊迫するシリア情勢」企画としての上映となる。
緊迫するシリア情勢を映画を通して考える貴重な機会
『カーキ色の記憶』は2017年度山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀賞(山形市長賞)受賞作品。1980年代にアサド体制に反対した多くの若者が当局に追われ、国を去らざるを得なかった。監督の個人的な物語が、他の4人の語り手の物語と重なり合う。くすんだ軍服に象徴される沈黙や恐怖、戦慄の記憶。赤い風船に託されたと自由と抵抗。何故シリア社会が爆発し、革命が始まったのか、その背景に迫る。過去を語りながら、未来を見すえるシリア人の物語。
『カーキ色の記憶』は4月14日(土)よりアップリンク渋谷で1週間限定上映。さらに5月12日(土)からはシリア北部の街で大学生の女の子が小さなラジオ局を始めるドキュメンタリー『ラジオ・コバニ』が公開され、3本の新作シリア映画が渋谷アップリンクで上映される。緊迫するシリア情勢を映画を通して考える貴重な機会だ。
カーキ色の記憶
4月14日(土)よりアップリンク渋谷で1週間限定上映
配給:アップリンク