2017年のカンヌ国際映画祭に正式出品された鬼才ロマン・ポランスキー監督最新作にして戦慄のミステリー「D'après une histoire vraie(原題)」(英題:Based on a true story)が、邦題『告白小説、その結末』として6月23日(土)より本公開されることが決定した。
画像: ベストセラー作家と熱狂的なファンが“危うい”関係に!『告白小説、その結末』6月23日(土)より日本公開決定

鬼才ポランスキー監督が初めてふたりの女性を主人公に

本作は、『ローズマリーの赤ちゃん』『チャイナタウン』『テス』『戦場のピアニスト』『ゴーストライター』など半世紀以上にもわたって観る者を魅了し続けているポランスキーが、初めてふたりの女性を主人公に据え、底知れない戦慄を呼び起こす極上のミステリー。フランスで最も権威ある文学賞の1つであるルノドー賞を受賞し、同国で今最も注目されている作家デルフィーヌ・ド・ヴィガンの小説「デルフィーヌの友情」の映画化だ。

原作を一読したポランスキーは映画化を即決し、『夏時間の庭』などで知られるフランスのもうひとりの鬼才オリヴィエ・アサイヤス監督を脚本の共同執筆者として招聘。熟練の技巧を凝らして随所に意味ありげな描写を織り交ぜながら、ふたりのヒロインがたどる予測不能の運命をスリリングに映し出す。さらに『戦場のピアニスト』『ゴーストライター』の撮影監督パヴェウ・エデルマン、先頃『シェイプ・オブ・ウォーター』で2度目のアカデミー賞®作曲賞を受賞したアレクサンドル・デスプラらの一流スタッフが、ポランスキーの魔術的な演出を確かに支えている。

主演女優は、監督の妻で創作上のミューズでもあるエマニュエル・セニエと、『007/カジノ・ロワイヤル』『シン・シティ 復讐の女神』などでハリウッドのスター女優の地位を揺るぎないものにしたエヴァ・グリーン。スランプに陥ったベストセラー作家のデルフィーヌと、その前に現れた熱狂的なファンだと称する聡明で美しい女性エル。一心同体の親友同士のようにも、もろく壊れやすい鏡像のようにも見えるアンビバレントな関係性を、繊細かつ大胆に、そして凶暴に体現している。

ベストセラー作家と熱狂的なファンが“危うい”関係に…?!

心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなった後、スランプに陥っているデルフィーヌの前に、ある日、熱狂的なファンだと称する聡明で美しい女性エルが現れる。差出人不明の脅迫状にも苦しめられるデルフィーヌは、献身的に支えてくれて、本音で語り合えるエルに信頼を寄せていく。まもなくふたりは共同生活を始めるが、時折ヒステリックに豹変するエルは、不可解な言動でデルフィーヌを翻弄する。

はたしてエルは何者なのか?なぜデルフィーヌに接近してきたのか?
やがてエルの身の上話に衝撃を受けたデルフィーヌは、彼女の壮絶な人生を小説にしようと決意するが、その先には想像を絶する悪夢が待ち受けていた……。

告白小説、その結末
2018年6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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