人気スターたちをカッコいいポートレートと共にクローズアップ&インタビュー!今回は大爆発ヒット中の「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」の熱血ヒーロー、ロック様ことドウェイン・ジョンソンをまるっと解説!(文・相馬 学/デジタル編集・スクリーン編集部)

編集部追記:2018年4月27日に公開されたコンテンツを2019年8月30日に一部更新しました

Dwayne Johnson(ドウェイン・ジョンソン)とは?

1972年カリフォーニア州生まれ。90年代からザ・ロックのリングネームでプロレスラーとして活躍。数々の王座に輝きプロレス界の超人気ヒーローに。2001年に「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」で映画デビュー。その後アクション俳優としても圧倒的人気を得て、「ワイルド・スピード」「G.I.ジョー」などのシリーズに参加し大ヒットを記録した。なお「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」は全米興収9.6億ドル超の大ヒット。新作は「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」。

ここがスゴイぞ!

米経済誌フォーブス2016年度版の「世界で最も稼ぐ俳優」部門の1位を獲得。この年の収入は6450万ドル。2017年度版は2位だったが、収入自体は6500万ドルにアップ。2019年は8940万ドル(約95億円)で首位に返り咲いた。

また、SNSおよびYouTubeのフォロワー数は合計1億7500万超で、ハリウッド・レポーター誌の「ソーシャル・メディアで影響力のある俳優ランキング」で9週連続1位に輝く(2018年時点の数値)

さらに、肉体鍛錬を通して子どもたちを教育・奨励することを目的とした「ザ・ロック基金」を設立。病気や苦難に直面する子供たちを支援する活動を行なっている。

これがロック様伝説だ!

サモアの血をひく勇者は差別が大嫌い

左半身のタトゥーはサモアの血統の証

黒人にも見えるし、ラテンの血も感じさせ、見方によっては中東、白人とさえ思えてしまうドウェーン。これはサモア系の祖父、黒人の父という独特の血筋から来たもの。左半身に彫られたタトゥーは、サモアの血を引く者の主張でもある。いずれにしても、あらゆる人種から愛される稀有な俳優であることに疑いはない。そして言うまでもなく、ドウェイン本人も人種差別は大嫌い。先輩レスラー、ハルク・ホーガンの人種差別発言に対しては、“失望した”とのコメントを発表している。

パーフェクトな肉体を今もキープ!

見よ、この肉体美!(「スコーピオン・キング」より)

アメフト選手からプロレスラー、そして俳優となってからも、ドウェインの武器は鍛え抜かれた屈強な肉体。レスラーの頃にアスリートとして体型維持に取り組んできたストイックな姿勢は、俳優に活動の重きを置くようになってからも保ち続けているという。そんな彼も「ヘラクレス」の撮影時は、かなり大変だったようだ。まず、10キロ筋肉を増量するトレーニングを積むが、撮影前にレスラーとして出場した試合で、骨盤の腱を2本痛めてしまった。それは歩けるのが不思議なくらいの大ケガだったが、絶対に撮影中止にしたくなかったドウェーンは出演を強行。ここまでくると、存在自体がヘラクレス!?

ナチュラル・ボーン・スーパースター!

プロレスラーとしてWWEのトップに

祖父も父もプロレスラーという一家に生まれたドウェイン。学生時代はアメフト選手として活躍し、鍛え抜かれた肉体を武器に全米最強のプロレス団体WWEからデビュー。躍動感にあふれ、なおかつエレガントでもあるプロレス技や、ヒーローもヒールもこなせる演技力、そしてどこかファニーな個性がウケて、瞬く間にWWEのスーパースターとなったのは、ご存じのとおりだ。ちなみにレスラーだった祖父ピーター・メイビアは『007は二度死ぬ』で悪役にふんしたこともある。役者としてもナチュラル・ボーンだった!?

陽気で人を笑わせることが大好き!

画像: コメディーもイケる(「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」より)

コメディーもイケる(「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」より)

ドウェインが多くの人々に愛される大きな理由のひとつに挙げられるのが、ユーモア精神。「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」をはじめとする多くのコメディ作品への出演からも、それは明らか。「ワイルド・スピード」シリーズで演じたFBIの鬼捜査官ホブスにしても、回を重ねるほどジョークや笑顔が増えている。ちなみに彼は、好きな俳優のひとりに、オールド・ハリウッドの伝説的コメディアン、マルクス兄弟のひとり、グルーチョ・マルクスを挙げている。

愛されヒーローにもサイテーの時代が!?

ドウェインが自身にとって“サイテーの時代”と語るハイティーンの時期。窃盗団に入って何度となく悪事を重ね、17歳になるころにはたびたび警察の世話になるばかりか、貧しさから鬱状態にもなっていたという。“俺はその時代を絶対に忘れない。その記憶こそが今の俺を発奮させ、地に足をつけさせてくれているから”とは、当時を振り返った彼の弁。陽性キャラである現在のドウェインからは想像できないが、サイテーの自分に戻りたくない気持ちが、現在の彼の成功の土台になっているのかもしれない。

ラジー賞だってウェルカムの太っ腹!

画像: 日本ではDVDスルーだった「ベイウォッチ」

日本ではDVDスルーだった「ベイウォッチ」

人気者の宿命でもあるのだが、ドウェインはサイテー映画に贈られるゴールデン・ラズベリー賞、通称ラジー賞の候補となったことがある。2005年の同賞の男優賞にノミネートされた対象作「DOOM /ドゥーム」は、自身も失敗作と認めたが、今年の“ヒドすぎて好きになってしまった”部門で主演作「ベイウォッチ」が受賞した際には、ネットに動画を投稿して“謹んでお受けするぜ!”と笑顔で宣言。ラジー賞自体ジョークのようなものだが、それを理解するドウェインの気風は多くのファンを“さすが!”と唸らせた。

実はワンちゃん大好きの愛犬家!

自宅のプールでワンちゃんを救った(インスタグラム@therockより)

映画の中で多くの人を救ってきたドウェインだが、プライベートでは犬の命を助けたことがある。愛犬家としても知られる彼はフレンチブルドッグの子犬を2匹飼うことにしたが、庭に放したとたんにプールにドボン。一匹は犬かきで泳いだもののもう一匹は沈んでしまい、慌てて彼はプールに飛び込み、ブルドッグを救出したという。“すべての子犬が犬かきをできるわけではない”という教訓を得た彼はそれを、インスタを通じてコメント。世の愛犬家への貴重な助言となったそうだ。

来日時に実感した優しさと気配り

仕事仲間はもちろんファンに声をかけられたときも、決して笑顔を崩さないドウェーン。“俺様はスターだぜ!”的な高飛車な態度をとることは一切なく、誰に対してもフレンドリーなのだから、出会った人はみな彼のファンになってしまう。かくいう筆者も、一度取材させてもらったことがあるが、どんな面倒な質問にも的確な答を返してくれるばかりか、答える前に“いい質問だね”というひと言を笑顔とともに加えてくれたりする。こういうさりげない気配りができるスターはそうそういない。もちろん筆者も大ファンである。

こんなことまで!どれだけいい人!?

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