⾹港で社会現象となったオムニバス映画『⼗年』を元に、⽇本、タイ、台湾それぞれで、⾃国の現在・未来への多様な問題意識を出発点に、各国約5名の新鋭映像作家が独⾃の⽬線で10年後の社会、⼈間を描く国際共同プロジェクト「⼗年 Ten Years International Project」。その⽇本版『⼗年 Ten Years Japan』が2018年秋テアトル新宿ほかにて全国順次公開することが決定。各作品に集った、⽇本映画界きっての実⼒派俳優たちからのコメントも到着した。
画像: 5名の新鋭映像作家が独⾃の⽬線で10年後の社会、⼈間を描く『⼗年 Ten Years Japan』2018年秋公開決定

是枝裕和監督がエグゼクティブプロデューサーとして5⼈の新鋭監督を選出

⽇本版のエグゼクティブプロデューサーは、最新作『万引き家族』(6⽉8⽇公開)が第71回カンヌ国際映画祭に⾃⾝5度⽬のコンペティション部⾨への出品が決定した是枝裕和監督。若⼿監督の育成を⽇頃より実践している是枝監督だが、”オムニバス映画”の総合監修を務めるのは⾃⾝初の試みとなる。是枝監督の最終ジャッジのもと、脚本(プロット)のクオリティ、オリジナリティ、将来性を重視して5⼈の⽇本の新鋭監督たちが選ばれ、2017年10⽉〜12⽉に各作品の撮影が⾏なわれた。

家族の個⼈データをデジタル遺産として受け継いだ家族の物語『DATA』(津野愛監督)の主演は、2018年4⽉期ドラマ「花のち晴れ〜花男Next Season〜」の主演をはじめ、2019年の「いだてん〜東京オリムピック噺〜」でNHK⼤河ドラマ初出演と、今⼀番勢いのある若⼿実⼒派⼥優・杉咲花。産まれてすぐに亡くなった⺟の⾯影を求め、デジタル遺産によって明らかになる⺟の知られざる⼀⾯をたどる⼥⼦⾼⽣を演じる。

AI知能で道徳を刷り込まれた特殊学区の⼦供達を描く『いたずら同盟』(⽊下雄介監督)の主演は、圧倒的な存在感と確かな演技⼒で国内外で活躍し続け、本年も主演作『かぞくいろ』(吉⽥康弘監督/2018年公開)のほか、『パンク侍、斬られて候』(⽯井岳⿓監督/6.30公開)、『泣き⾍しょったんの奇跡』(豊⽥利晃監督/2018年公開)など話題作への出演も絶えない、⽇本映画界を代表する俳優、國村隼。

『美しい国』(⽯川慶監督)で主演を務めるのは、『海を駆ける』(深田晃司監督/5.26公開)など話題作への出演が続く若⼿実⼒派俳優の太賀。⾃衛隊徴兵制が義務化された⽇本で、徴兵制告知キャンペーンを請け負った広告代理店で働く若者を好演している。

75歳以上の⾼齢者に安楽死を奨励するという未来版“姥捨て”を描く『PLAN75』(早川千絵監督)の主演には、⽼⼈に死のプランを勧誘する公務員役として、『OVER DRIVE』(⽻住英⼀郎監督/2018年公開)にも出演する、川⼝覚。

⼤気汚染によって地下への移住を強いられた⺟娘の姿を描く『その空気は⾒えない』(藤村明世監督)の主演には『半世界』(阪本順治監督/2019年公開)への出演も控える池脇千鶴。

キャスト コメント

■杉咲花コメント
記憶のなかにあるもの、自分だけが目にしたものは、その他のどんなものにも変えがたいかけがえのない宝物で、たったひとつの秘密で。
それを誰かに教えてみたり、逆に知ったり、信じたりしながら生きてゆく私たちの命は、とても尊いものなのだな、と改めてこの「DATA」という作品に思わせていただきました。
確かに存在したはずの小さな光にいつまでも目を向け続ける、舞花のピュアでまっすぐな人柄にとても魅力を感じました。
優しい空気の流れる津野組はとても居心地が良く、とても幸せな時間でした。

■國村隼コメント
10年後の母国を想う…。現在、アジアそれぞれの国で起こっている様々な問題や出来事、自然の事象。
それらを踏まえて激動する東アジア各国の10年後を見据え、これを映画で描きだしていく。このアイデアにとても興味を持ち、共感も出来ました。
またその作品群の先鞭をつけたのが、僕のキャリアにとても縁の深い香港だという事も参加への大きな後押しとなりました。
この企画に関わった国々がお互いに共感したり影響しあったりして、そこからまた何かが生まれるだろうと、それもまた楽しみにしています。

■太賀コメント
「美しい国」の脚本を読んだ時、途方もなく突き放された気持ちになりました。それは主人公と同じような、自分自身の無自覚さへの失望でした。出演を即決しました。
近い将来がどうなってしまうのか、映画でさえ必要とされているのかもわかりませんが、変わりゆく日本でこうした作品がいま産み落とされる事にとても意義を感じます。石川組に参加出来た事を誇りに思います。

■川口覚コメント
人間は、自分以外の人の本当の心の中を一生知らずに死んでいくものなのかもしれない。
そんな事を感じながら、今、この時代に生きる者として、10年後というテーマを掲げた映画に俳優として携われた事にとても感謝しています。
早川監督はじめスタッフの皆様と、素敵な共演者の方々と「PLAN75」のテーマを切実に受け取り、撮影に臨みました。
ぜひ沢山の方にご覧いただきたいです。

■池脇千鶴コメント
どんなプロジェクトであろうと、本が面白ければ参加したいと常々思っております。
「その空気は見えない」も、とても短いお話ゆえに、想像をかきたてられる本だったので、面白そう、やってみようと思いました。
撮影期間は短かったですが、もっとじっくりやりたかったと思わせてくれる現場でした。監督のことも、スタッフのみなさんのことももっと知りたかった。その儚さも短編の良いところでしょうかね。わくわくする現場をありがとうございました。


「十年Ten Years Japan」
2018年秋、テアトル新宿ほか全国順次公開
配給:フリーストーン
©2018 “Ten Years Japan” Film Partners

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