フロリダの安モーテルで暮らすシングルマザーと6歳の娘の、貧しくも楽しい毎日を描くヒューマンドラマ「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」5月12日公開!
フロリダのディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテルで暮らす六歳の少女とシングルマザーの日常を描いたドラマ。トランスジェンダーを主人公に全編iPhoneで撮影した前作「タンジェリン」で世界を驚かせたショーン・ベーカー監督が製作・脚本・編集も手がけた最新作で、モーテルの管理人を演じたウィレム・デーフォーがアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネートされ、ニューヨークやロサンジェルスなどの批評家協会賞で助演男優賞を受賞した。
主演は三歳の頃から女優として活動しているブルックリン・キンバリー・プリンスと、監督がインスタグラムで発見して抜擢した、これが演技初経験となるファッション・デザイナーのブリア・ヴィネート。ほかに地元出身の子役ヴァレリア・コット、クリストファー・リヴェラが共演。「スリー・ビルボード」のケーレブ・ランドリー・ジョーンズも小さな役ながら顔を見せている。
六歳の少女ムーニー(ブルックリン)は元気いっぱいのいたずらっ子。大好きなママのヘイリー(ブリア)とディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテル“マジック・キャッスル”で暮らしている。
ある日、同じモーテルの仲良しのスクーティ(リヴェラ)と遊んでいると、隣のモーテルに新しい家族が越してきた。その家族にはムーニーと同い年ぐらい娘ジャンシー(ヴァレリア)がいて、ムーニーの新しい親友になった。
モーテルの管理人ボビー(デーフォー)はいたずらばかりのムーニーたちに口うるさいが、子どもたちを危険から守ろうとする優しさもある。
職を失ったばかりのヘイリーはなかなか新しい仕事を見つけられず、宿泊代の捻出にも苦労しているが、ムーニーはそんなことには気づかず、ジャンシーたちといたずらばかりの毎日。そして、いつまでも続くと思っていたママとの楽しい暮らしが、突然終わりを迎えることになる……
2017年度作品。1時間52分。アメリカ映画。クロックワークス配給
©2017 Florida Project 2016, LLC.