「ファンタスティックMr.FOX」のウェス・アンダーソンが、監督・脚本・製作・原案を担当した、日本を舞台にしたストップモーション・アニメで、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いている。声の出演はブライアン・クランストン、ビル・マーリー、スカーレット・ヨハンソンら。
ウェス・アンダーソン監督の9年ぶりのアニメ
島に捨てられた愛犬を探すため少年がやって来た。5匹の犬が協力して愛犬探しの旅が始まるが、その裏には大人たちの陰謀が隠されていた。「ファンタスティックMr.FOX」(2009)のウェス・アンダーソンが、監督・脚本・製作・原案を担当した、日本を舞台にしたストップモーション・アニメで、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いている。音楽をアレクサンドル・デスプラが担当した。
声の出演はブライアン・クランストン、ビル・マーリー、スカーレット・ヨハンソンらで、日本からも渡辺謙、野田洋次郎らが参加しているほか、ヨーコ・オノも出演している。
親友だった犬を探し一人で島へやって来た少年
いまから20年後の日本。メガ崎市ではドッグ病が蔓延、小林市長はすべての犬を犬ヶ島に追放すると決定、自宅の番犬スポッツも島に送り込んだ。
数か月後、一人の少年が小型飛行機で島にやって来る。小林市長の養子アタリで、唯一の親友だったスポッツを探しに来たのだ。島にいたチーフら5匹のグループはアタリの愛犬探しに協力することにした。
犬を抹殺しようとする市長の陰謀
市長はアタリを連れ戻そうと職員とロボット犬を送り込むが、逆に撃退されてしまう。実は市長は犬擁護派を排除し、全部の犬を抹殺しようとしているのだ。
アタリは犬たちの協力のもと、島の奥までたどり着き隠されていた秘密を発見する。そして市長の陰謀を阻止するためメガ崎市に侵入することになるが……
「犬ヶ島」
監督/ウェス・アンダーソン
5月25日公開/20世紀フォックス映画配給
©2018 Twentieth Century Fox