ハルク/ブルース・バナー
(マーク・ルファロ)
決裂したアベンジャーズを再びまとめ上げる
制御不能の超人パワーを持つハルクに変身するブルース・バナー。誰よりも理知的で優しい彼が、今回のアベンジャーズのまとめ役に。
「ハルクとバナーが別々になるところが面白いんだ」by マーク・ルファロ
この作品にはものすごく多くのストーリーラインがあり、大勢のキャラクターが登場するから、それがどうやって機能するか僕にはまったくわからなかった。でも、すべてがまとまり互いに影響し合っているのを知り、本当に驚いた。
さらにバナーがこれまでと同じ方法ではハルクを呼び出せない、というのにも感心した。ハルクは怒り以外の感情も持つようになってきている。彼はバナーから離れて“実在”したいんだ。その葛藤が面白いよ。
ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ
(スカーレット・ヨハンソン)
ブロンド・チェンジも鮮烈な美人エージェント
国家に追われるキャプテン・アメリカと共に身を潜めていたブラック・ウィドウ。髪をブロンドに変え、新たな武器で颯爽と登場!
「みんなが女性ヒーローを支持してくれたことが嬉しい」by スカーレット・ヨハンソン
この10年間、ナターシャとして何度もMCUに戻ってこられたのは、本当に素晴らしいことだわ。この複雑なキャラクターの層をいくつも剥がしてきたことは、俳優として最高の挑戦だったと思っている。心から観客に感謝しているわ。おかげで私はたくさんの敵を叩きのめすことができたしね(笑)。
そしてもっと嬉しいのは、みんなが女性のスーパーヒーローを快く受け入れてくれたこと。それは今の状況を正確に反映していると思うわ。
スパイダーマン/ピーター・パーカー
(トム・ホランド)
高校生ヒーローがついにアベンジャーズ入り!
まっすぐに“親愛なる隣人”を貫くピーターがついにアベンジャーズ入り!トニー・スターク作による新装備満載のスーツにも注目。
「映画のスケールが巨大すぎて信じられなかったよ」by トム・ホランド
この映画でピーター・パーカーはかなり成長しているよ。なのにトニー・スタークの方が彼の成長についていけない、心の準備ができていないっていうところが面白いんだ。
でも一番の見どころは、とにかくスケールが大きいこと。「ロード・オブ・ザ・リング」みたいな戦争が実際に起きるんだからね。あの撮影は本当に最高だった。キングストン出身の子供だった自分がここにいて、スーパーヒーローを演じているのが信じられなかったよ。
ドクター・ストレンジ/スティーヴン・ストレンジ
(ベネディクト・カンバーバッチ)
タイム・ストーンを守護する最強の魔術師
タイム・ストーンの守護者であると同時に、その力で時間を自在に操る最強の魔術師。トニー・スタークに負けないオレ様ぶりも魅力。
「ストレンジとトニーのぶつかり合いを楽しんでほしい」by ベネディクト・カンバーバッチ
ドクター・ストレンジは、決して感情的になることなく、サノスの意図はどこにあるのかをしっかりと見定めている唯一のキャラクターなんだ。
今回の映画で特に面白いのはドクター・ストレンジとトニー・スタークの個性のぶつかり合いだろうね。彼はトニーのことを、自分だけが最高の答えを出せると自負している最低野郎だと思っている。でも戦いの旅を通して、二人の間には互いへのリスペクトや理解といったものが築かれていくんだ。
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース
(クリス・エヴァンス)
高潔な理想を胸に宇宙の大虐殺に立ち向かう
命に大小はない、という信念を貫き、高潔な理想と正義感でアベンジャーズを支えるリーダー的存在。今回はワカンダ製の盾を駆使。
「アベンジャーズではチームプレイヤーに徹するんだ」by クリス・エヴァンス
今回の映画では僕は一切意見を口にしなかった。スタンドアローンの作品なら、自分のキャラクターに対して口を出すこともあるよ。でも「アベンジャーズ」の場合、一人だけゴネて何かを要求するなんてことは絶対にしたくない。チームプレイヤーでありたいんだ。
それにマーベルはいつだってスティーブ・ロジャースをきちんと描いてきたからね。彼のキャラクターや成長は信頼できる人に委ねられていると感じるし、今回もそう思っている。
アイアンマン/トニー・スターク
(ロバート・ダウニー・ジュニア)
すべてはこの時のために!最凶の敵サノスと激突
天才科学者ゆえ人智を超えたサノスの脅威を誰よりも真剣に捉えている。ナノテクによる最新スーツで、あえてアウェイでのバトルを。
「MCUの成功を僕は10年前から確信していたよ」by ロバート・ダウニー・ジュニア
MCUの成功については、僕は「アイアンマン」の時から確信していたよ。それは僕の頭脳が優れているからではなくて(笑)、あの作品でジョン・ファヴローが独特の自然さや気楽さ、言い表わせない性質を吹き込んでいたからなんだ。
僕らは力を合わせて共感の持てるキャラクターを作り上げた。僕が好きだったヒーロー映画はどれひとつ、何かをコピーしようというものはなかった。要は創造性なんだ。MCUにはそれがあったということさ。
まだまだあります
Web版に載せきれない登場キャラのポスター&コメントをすべてご覧になりたい方は、ぜひ「SCREEN 7月号」にてどうぞ。