カンヌ国際映画祭で男優賞と脚本賞をW受賞
人探しのプロが請け負った少女の救出。しかしそれは政界の闇につながっていた……「教授のおかしな妄想殺人」のホアキン・フェニックスが「少年は残酷な弓を射る」のリン・ラムジー監督と組んだ、ハードボイルド・タッチのミステリー・ドラマ。昨年のカンヌ国際映画祭ではフェニックスが男優賞、リン監督が脚本賞に輝いた。
「ワンダーストラック」のエカテリーナ・サムソノフ、「ブルーバレンタイン」のジョン・ドーマン、「私がクマにキレた理由」のジュディス・ロバーツ、「デビルズ・ノット」のアレッサンドロ・ニヴォラらが共演している。
10代の娘の救出には成功するが…
元海兵隊員でFBIの囮捜査官だったこともあるジョー(フェニックス)は、犯罪絡みの行方不明者の捜索を請け負うプロ。年老いた母(ジュディス)と暮らしながら血腥い仕事をこなしているが、少年時代の父親の虐待のためトラウマを抱えている。
新たな仕事は州上院議員からの10代の娘ニーナ(エカテリーナ)を裏社会の売春組織から救出するもの。早速ジョーは行動を起こし少女を救い出すが、彼女は感情が欠落したように無反応。おまけにニュースでは依頼してきた議員が自殺したという。
政界の闇は残酷でむごたらしい
とまどうジョーを二人組の男が襲い、ニーナを再び拉致していく。仕事を仲介した男(ドーマン)も母も殺害されていた。何とかニーナの居場所を突き止めたジョーは、彼女を奪回すべくその家へ向かうが……
「ビューティフル・デイ」
監督/リン・ラムジー
出演/ホアキン・フェニックス、エカテリーナ・サムソノフ、ジョン・ドーマン、ジュディス・ロバーツ、アレッサンドロ・ニヴォラ
6月1日公開/クロックワークス配給
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