『暗殺の森』(70)、『ラストタンゴ・イン・パリ』(72)、『ラストエンペラー』(87)で世界の映画人を興奮の渦に巻き込んだ、20世紀を代表するイタリア映画界の巨匠、ベルトルッチ・ベルトルッチ監督。彼が弱冠29歳の若さで作りあげた長編第4作『暗殺のオペラ』がデジタル・リマスター版となり、7/21(土)より東京都写真美術館ホールにて公開されることが決定した。
名手ヴィットリオ・ストラーロの圧巻の映像美をリマスター版で堪能できる
本作は、現代ラテン・アメリカ文学の鬼才ホルヘ・ルイス・ボルヘスの伝奇集“裏切り者と英雄のテーマ”から着想を得た監督が、物語の舞台を北イタリアの架空の町に置き換え大胆に脚色し、公開当時誰も成しえなかったボルヘスの世界を映像化した歴史的作品。
撮影はベルトルッチ作品には欠かせないパートナーとなり、フランシス・フォード・コッポラの『地獄の黙示録』(79)でアカデミー賞撮影賞に輝いた名手ヴィットリオ・ストラーロ。日没直後のわずかな時間にとらえられた深いブルーの風景や光と影のコントラストなど圧巻の映像美をデジタル・リマスター版で堪能することができる。
またこの度の公開と併せて、ベルトルッチ監督の『暗殺の森」(70)も上映回数は少ないものの同劇場で上映されることが決定している。
暗殺のオペラ デジタル・リマスター版
7月21日(土)より東京都写真美術館ホールにて3週間限定公開
配給:コピアポア・フィルム
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