1953年、ソ連の独裁者スターリンが死んだ。厳かであるべき国葬の陰では、フルシチョフ、ベリヤ、マレンコフといった高官たちが権力を巡っての醜い争いを繰り広げる……独裁者スターリンの死で引き起こされる醜い権力闘争を描く「スターリンの葬送狂騒曲」が、2018年8月3日公開。

出演者もくせ者揃いでお届け!

ベストセラーとなったフランスのグラフィック・ノベルを原作に、TVシリーズ「Veep/ヴィープ」でエミー賞を受賞するなど辛口の政治コメディーを得意とするアーマンド・イアヌッチ監督が手がけた不条理なブラックコメディー。

出演者もくせ者ぞろいで、フルシチョフに「靴職人と魔法のミシン」のスティーヴ・ブシェミ、ベリヤに「ターザン:REBORN」のサイモン・ラッセル・ビール、マレンコフに「ザ・コンサルタント」のジェフリー・タンバーが扮しているほか、ルパート・フレンド、マイケル・ペーリン、ジェイソン・アイザックス、パディー・コンシダインらが共演、女優陣もアンドレア・ライズバロー、オルガ・キュリレンコが顔を見せている。

登場人物紹介

画像: 登場人物紹介

1: ソビエト軍最高司令官 ジューコフ(ジェイソン・アイザックス)

ベリヤとは仲が悪く、スターリン死後はフルシチョフと手を組む。

2: NKVD警備隊最高責任者 ベリヤ(サイモン・ラッセル・ビール)

スターリン時代は粛清の陣頭指揮をとっていた。スターリン死後はいち早くマレンコフと組み権力を掌握。

3: 中央委員会第一書記 フルシチョフ(スティーヴ・ブシェミ)

スターリンのいる席では道化的な役割を見せるが、機を見るに敏でベリヤを嫌うジューコフを抱き込む。

4: 書記長代理 マレンコフ(ジェフリー・タンバー)

場の雰囲気を読めない男。ベリヤに利用される。

5: スターリンの娘 スヴェトラーナ(アンドレア・ライズバロー)

気丈な女性で父の死後もベリヤを利用し影響力を保とうとする。

6: スターリンの息子 ワシーリー(ルパート・フレンド)

周囲からは厄介者扱いされているが自意識だけは強い。

独裁者スターリンの死で引き起こされる醜い権力闘争

〝粛清〞という恐怖を武器に、20年以上に渡ってソ連を支配し続けてきた独裁者スターリン。だがその彼も脳出血で倒れ、後継者を指名しないまま息を引き取ってしまった。

早速、政府首脳の間で醜い後継者争いが始まる。スターリンの腹心だったマレンコフ(タンバー)がまず書記長代理として名乗りを上げ、秘密警察最高責任者ベリヤ(ビール)が彼と手を組む。マレンコフが次期書記長になり、ベリヤを第一副議長に任命したのだ。ベリヤはさらに軍隊に替えて配下の警備隊をモスクワの警備にあたらせる。

葬儀委員長を押し付けられた中央委員会第一書記フルシチョフ(ブシェミ)も反撃を開始、ベリヤとは犬猿の仲の軍司令官ジューコフ(アイザックス)に相談を持ちかける。

そしていよいよ国葬の日、スターリンの息子ワシーリー(フレンド)、娘スヴェトラーナ(アンドレア)らも出席する中、フルシチョフの仕掛けた陰謀の幕が切って落とされる。

ここに注目!POINT3

01: ロシアは封切り直前に上映中止に

画像: 01: ロシアは封切り直前に上映中止に

ロシア公開は2018年1月の予定だったが、ロシア文化省は封切り日の3日前に上映中止の措置を取った。理由は歴史映画としても芸術映画としても価値がないからだとか。

02: スターリンの住まいがパインウッドに

画像: 02: スターリンの住まいがパインウッドに

撮影はロシアでも行なわれたが、スターリンが死亡する住居は、バッキンガムシャーにあるパインウッド撮影所の側の森に、質実剛健で威圧的な建物が建設された。

03: スターリンが小便にまみれていたのは事実

画像: 03: スターリンが小便にまみれていたのは事実

映画の中で脳出血で倒れたスターリンは自分の小便にまみれているが、これは歴史的事実だった。警護の兵士が彼を恐れていたため室内に入ろうとしなかったからだ。

「スターリンの葬送狂騒曲」
2018年8月3日公開
原題『スターリンの死』2017年度作品。1時間47分。イギリス映画。ギャガ配給

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