1943年6月、ナチス宣伝相ゲッベルスは、首都ベルリンからユダヤ人を一掃したと宣言。だが、実は7000人ものユダヤ人がベルリンに潜伏、1500人が終戦まで生き延びていた。彼らはいかにしてナチスによるホロコーストを免れたのか? 衝撃の真実を描く『ヒトラーを欺いた黄色い星』が7/28公開される。
驚きに満ちた実話を、実際の生還者たちの証言を交えて映画化
第二次世界大戦下の1941年から1945年にかけて、ナチスに虐殺されたヨーロッパのユダヤ人は約600万人と言われている。そのうち16万人がドイツ国籍を持っており、ドイツ系ユダヤ人の国外移住は禁じられ、違法ルートでの脱出もほぼ不可能だった。そして1943年6月19日、ナチスの宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルスは、ドイツの首都ベルリンからユダヤ人を一掃したと正式に宣言した。
しかし事実はそうではなかった。約7000人ものユダヤ人がベルリン各地に潜伏し、最終的に約1500人が戦争終結まで生き延びたのだ。ユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れる極限状況のもと、彼らはどのようにして身分を隠しながら住みかや食料を確保し、恐ろしいゲシュタポの手入れや密告者の監視の目をすり抜けていったのか―。
生きる希望を捨てなかった若者たちの驚きに満ちた実話を、実際の生還者たちの証言を交えて映画化し、知られざる真実を今に伝える衝撃の物語がここに誕生した。
出演はマックス・マウフ、アリス・ドワイヤー、ルビー・O・フィー、アーロン・アルタラスら。主人公四人のモデルとなった生還者たちへのインタビューや当時の記録映像も盛り込まれ、ドキュメンタリー的な要素も醸し出されている。
ヒトラーを欺いた黄色い星
7月28日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー
配給:アルバトロス・フィルム
© 2016 LOOK! Filmproduktion / CINE PLUS Filmproduktion©Peter Hartwig