本作は、170 年以上に渡って愛され続けるチャールズ・ディケンズの不朽の名作「クリスマス・キャロル」の物語が、いかにして誕生したのか、その創作過程とディケンズの心の旅を、御馴染みのキャラクター・スクルージとの出会いを交えながら、ユニークかつファンタジー感たっぷりに描いていく。
自身が生み出したキャラクターたちと対話をしながら、新作の執筆に挑む若き日のチャールズ・ディケンズを演じるのは、ディズニー映画『美女と野獣』で脚光を浴び、ドラマ「ダウントン・アビー」「レギオン」などでも絶大な人気を誇るダン・スティーヴンス。
彼の前に分身のように現われてインスピレーションを与えるスクルージを、『人生はビギナーズ』のオスカー俳優、クリストファー・プラマーが偏屈でありながらユーモアのある人物として造形した。息子の名声に頼ってばかりいるが、どこか憎めないチャールズの父を『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでもおなじみのジョナサン・プライスが演じている。イギリスの実力派俳優たちの個性豊かな芝居を、ドラマ界でも活躍するバハラット・ナルルーリ監督が見事にまとめ上げた。
このたび解禁されたティザービジュアルはテーブルの上にある開かれた本がファンタジー感たっぷりに煌めく印象的なデザインとなっており、「あなたは、本当の「クリスマス」を知っていますか?」というキャッチコピーが、知られざるクリスマスのルーツへの興味をそそる。
特報ではダン・スティーヴンス演じるチャールズ・ディケンズが、不朽の名作「クリスマス・キャロル」の主人公スクルージを生み出す瞬間を予感させるシーンをはじめ、過去、現在、未来を司る 3 人の幽霊などおなじみのキャラクターも登場。ダークかつユーモアたっぷりなテイストで大切な人と一緒に見て楽しめる、クリスマス映画の新定番であることが読み取れる。
また、第31回東京国際映画祭特別招待作品としての上映も同時に決定。公開を控える話題作を映画祭でいち早く鑑賞することができる、映画ファン必見の部門となっている
聖なる夜に家族が集って贈り物を交換し、お互いの幸せを祈る――。現在の世界中のクリスマスのお祝いのルーツには、ディケンズの「クリスマス・キャロル」の影響がある。挫折続きの主人公が自らの暗い過去と向き合い、やがて家族への思いやりに目覚めていく物語から伝わるのは、優しさと寛容こそが歓びをもたらすというメッセージ。文豪の産みの苦しみとともにディケンズ家の奇跡を描いたこの映画は、大切な人たちと過ごすクリスマスシーズンを温かく彩ってくれる。
Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男
11 月 30 日(金)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
©BAH HUMBUG FILMS INC & PARRALLEL FILMS (TMWIC) LTD 2017