身長1.5cmのヒーロー“アントマン”
身長1.5cmのヒーロー“アントマン”が活躍するマーベル・ヒーロー映画の三年ぶりとなる続編で、今回は相棒として同じく身長1.5cmに変身する女性ヒーロー“ワスプ”が加わっているほか、ヴィランとして自在に姿を消し、あらゆるものをすり抜ける“ゴースト”が登場する。
出演者は前作から引き続き、アントマンにポール・ラッド、ワスプ=ホープにエヴァンジェリン・リリー、その父ピム博士にマイケル・ダグラスという布陣。マイケル・ペーニャ、ジュディー・グリアらも同じ役柄で出演している。新参加はゴースト役のハナー・ジョン・カーメン、ローレンス・フィッシュバーン、ウォルトン・ゴギンズ、ランドール・パークら。初代ワスプ役でミシェール・ファイファーも顔を見せている。
監督も前作に続いての登板となるぺートン・リードで、脚本は「スパイダーマン:ホームカミング」「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」のクリス・マッケナ、エリック・ソマーズのコンビほかで、ポール・ラッドも参加している。製作はマーベルの総帥ケヴィン・ファイギ、撮影は「アイ・ソー・ザ・ライト」のダンテ・スピノッティーの担当。
バツイチ、無職、前科者のスコット(ラッド)は、ピム博士(ダグラス)の発明したスーツを身に着けて “アントマン”になっていたが、2年前のアベンジャーズ同士の戦いに参加したことからFBIの監視下に置かれ自宅謹慎させられていた。
あと3日で謹慎が解かれるという日、スコットは博士の家でかくれんぼする少女を見つけようとするが鏡に映った自分の顔は博士の妻ジャネット(ミシェール)だったという夢を見る。彼はそのことを、疎遠になっていた博士の留守電に吹き込む。
FBIの監視の裏をかいたホープ(エヴァンジェリン)に連れ出されたスコットは博士の家に。博士の妻ジャネットは30年前のある事件で量子世界に入ったまま出られなくなっているという。博士はスコットに妻を救い出す計画への協力を求める。
ホープは計画に必要な部品を求めて裏世界の人間バーチ(ゴギンズ)と会うが、逆に研究所を売るよう迫られる。ワスプに変身しバーチを撃退したホープだったが、そこを自在に姿を消しあらゆるものをすり抜けられる謎の美女ゴースト(ハナー)が襲う。研究所の争奪戦が始まりスコットも否応なく巻き込まれていく。
キャラクター紹介
アントマン(スコット・ラング)Ant-Man
ピム博士の開発したスーツを着ることで身長1.5cmのヒーロー、アントマンに変身しアリと意思疎通できるヒーロー。バツイチだが娘思いで、現在はFBIの監視下にあるが、元妻とその現在の夫ともいい関係を築いている。
ワスプ(ホープ・ヴァン・ダイン)The Wasp
ピム博士の娘。母ジャネットがかつて初代ワスプとして活動していた。博士が新型スーツを開発し、量子世界に囚われているジャネットを救うためワスプとしての活動を始める。身体能力も高くアントマンより頼りになる。
2018年度作品。1時間58分。アメリカ映画。ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
©Marvel Studios 2018