9月14日公開の「プーと大人になった僕」で、大人になったクリストファー・ロビンを演じているのが「トレインスポッティング」や「スター・ウォーズ エピソード1」などでおなじみ英国の人気俳優ユアン・マグレガー。9月5日に品川ステラボールで開催されたジャパンプレミアに登場!
実はユアン、今回が初来日なのです。1回も日本に来ていない人気スターの一人だったのですが、ついに待望の来日。それだけにファンの興奮ぶりはMAX。前日4日、成田空港には500人のファンが集結して彼の到着をウェルカム。そして5日のイベントも大勢のファンで大盛り上がり!
プレミア・レッドカーペットイベントに合わせてブラックスーツで登場したユアン。でもシャツは黒Tだし素足だし、そのへんの崩し加減がちょいワルっぽくてカッコいい。でも素顔はとっても紳士でした。これだけ丁寧にファン対応するスターって久しぶり。どこが、って難しいんだけど、たとえばファンの差し出したポートレートやサイン帳に、片手でザーッとサインしない、ちゃんと持つ。あと、話しかけられると立ち止まって話を聞く。小さなことだけど、とにかく丁寧で親身なんです。だからファンも最初はキャ~~とかやってたけど、最後は「待っていれば来てくれる」的な雰囲気で、すごくゆったり、いい感じのレッドカーペットでした。
サウンドバイツもファンサービスもとてもゆったりしてて、こりゃあすげえ時間かかるぞ、と思っていたのに、最後までしっかりきっちりこなして、時計を見たら時間ピッタリ。なに、これ、魔法?
ユアンの魔法なのかプーさんの手品なのかスタッフの仕切りのよさなのか(笑)。
映画もすっごくいい映画なんです。毎日あせあせしてる人にぜひ見てもらいたい。あのクリストファー・ロビンが大人になって、今や会社員っていうか中間管理職。経費節減コストダウン、さもなきゃ部下をリストラ!って、これプーさん映画じゃないだろ!って思っていたら、プーさんが現われた途端、もうほのぼの~~で、仕事行くのバカバカしくなります。何もしないことが一番大事なんだよ、って金言ですね。
そんな映画に合わせて、舞台挨拶の作りもほわほわ~~としてていい感じ。さっそくユアン登場、しかもプーさんといっしょ。ありえないくらい可愛すぎ。プーと二人でベンチに座ったユアン、プーの手を動かしたり、マイクを持たせたり、それ反則ですヤバいです。
続いて、ユアンの声を吹き替えた堺雅人がゲストとして登場。さすがですね、コメントしっかりしてるし、ハリウッドスターをきちんと立てて、でも変に阿ったりしてない。何より感動したのは、ユアンの一緒にベンチに座っている時の姿勢のよさ。一流俳優ってやっぱ一級なんだなとしみじみ実感。
最後にユアンのコメントで印象的だった一言を。「僕はあんまり、ここを見て欲しいとかこんな風に見て欲しいとか言わないんだ。だからこの映画も、みなさんが感じるままに受け止めてくれたら嬉しい。ただ、この映画は僕にとって、とても美しい経験だった、ということは言っておきたいね」
「プーと大人になった僕」
9月14日公開。2018年度作品。1時間50分。アメリカ映画。ウォルト・ディズニー・ジャパン配給